日本語対応版!NS Basic/Palm 2.04



一部のユーザーで話題が先行したVer.2.04ですが、本日正式にリリースされました。
これは、IDEが日本語になる!という初心者ユーザーには大きなアドバンテージになるアップデートですが、それ以上に既存のユーザーにもありがたいアップデートでしょう。
では、リリースの案内を紹介しましょう。


Enhancements and Fixes in 2.0.4
1. Multiple languages supported in IDE menus and messages. (See below)
2. Copy Protect added to Compile Options.
3. NSBSymbolLib.prc internal file name fixed.
4. PalmRI renamed to ResIn.
5. Bugs in displaying bitmaps fixed.
6. Emulator 3.3 now included. Check Palm site for enhancement list.
7. ROMTransfer.prc now included to upload ROM to emulator.
8. Compile checks that referenced bitmaps exist.
9. NS Basic/Palm can be started from a command line. 
10. There is a new command line flag, "-compile". (see below)
11. .Prj files will now open NS Basic when clicked on.
12. Print can now be in landscape mode.
13. CodeMax (the Code Window control) updated to latest version.
14. ScreenLib Shared Library added. See below.
15. NSBSystemLib Shared Library added. See below.
16. The Tools menu now supports third party add ons.
17. Windows XP is now supported.
18. The displayed size of the compile project now includes bitmaps.
19. Online help is now available in English, Japanese and German.
20. NextForm is properly colored in the code window.
21. Code Window displays correctly with non-Western character sets.
まず、注目すべきは、日本語化でしょう。
正確には 1.にあるように「多言語に対応」ということで、最初のリリースでは、英語の他、ドイツ語と日本語版がバンドルされています。
この切替は、オプションで、言語を選択するだけです。

   

これは、IDE上に表示する文字類を全てテキストファイルに書き出して対応しています。
このテキストファイルは、\program files\nsbasic\lang.というフォルダに収められており、このファイルを元に自国語向けに翻訳すれば、その国版ができあがるという仕組みです。
もちろん、フォントが必要なのは言うまでもありませんが、日本では、例えば、大阪弁版や名古屋弁版など登場するかもしれませんね(しないって!)

IDE上の表示は、オプションで[Plain Text Objectを描画]しなくても日本語化されます。
もちろん、コードウィンドウで、日本語の注釈が入れられるようになりましたので、とても便利でしょう。
現在のバージョンでは、このオプションを選択しなかったときは、プロパティウィンドウ上の日本語だけ化ける、という状態ですが、これは現在修正対応リストに挙げられているようです。

   

もちろん、従来通り[Plain Text・・・]をチェックしてフォントを選択すれば、プロパティウィンドウも日本語化されますが、フォント選択時に意味不明なダイアログが表示されるという場合があるようで、どちらも致命的なバグではありませんが、現在、調査対応中とのことです。

日本語化の恩恵で、ベータ6では用意されていなかった「日本語版のヘルプファイル」もバンドルされるようになりました。
これで、ハンドブックを開かなくても、ヘルプでチェックできるようになりました。

   

また、IDEの起動も、従来の方法に加えて、プロジェクトファイルやDOSプロンプトからnsbasic2.exeが開けるようにもなりました。
プロジェクトファイルからの起動は、.prjという拡張子のファイルからNS Basicを開くもので、Windowsでは一般的な方法がサポートされるようになったわけですね。
一方の、DOSプロンプトからの起動は、WindowsがDOSプロンプトを使わないような方向にシフトする中で、どうして?という声もあるでしょうが、開発者にとってはとてもありがたい機能です。
これは、NS Basicがコマンドラインで起動できる事を意味しますので、各自のプログラムからNS Basicを起動する事が可能です。
加えて、-compileオプションが使えますので、コマンドラインでコンパイルさせることが可能になりました。

   nsbasic2 -compile

このオプションを使ってコンパイルすると、通常のIDEが起動して、コンパイル完了後、自動的に終了するそうです。
コンパイルエラーが出た場合、エラーメッセージ表示後、IDEは終了しませんので、デバッグも可能ですね。
その他、様々なライブラリ類が増えてきたのは、最近のアップデートの付き物ですが、そろそろ1つにまとめたライブラリが欲しいところですね。

PalmOSエミュレータ(Ver.3.3)を同梱、連携し(これは、ほとんど落ちなくなりました)、WindowsXPに対応するなど、使い勝手の面で大きな進化を遂げたNS Basic2.04ですが、インストール後、特別な準備もなくPalmアプリをプログラミングできる手軽さは失われていません。
そして、このような日本語化への大きな変更でも、2.03から2.04と、マイナーバージョンが変更されただけという嬉しいものです。
なぜ嬉しいのか?という点ですが、従来から、NS Basic社はマイナーバージョンアップに際して一切無料で対応されています。したがって、このバージョンも無償でアップグレードできるわけです。
つまりは、店頭で、Ver.2.00を購入すれば、無条件でVer.2.04にアップグレードできるわけですね。
一方、このような大手術の後なので、バグが心配かもしれませんが、既に次のバージョン 2.05に向けての修正も考慮されているとのことです。

値段的にも魅力で必要なサポートは十分なNS Basic/Palm、この日本語化をきっかけに、Palmのプログラミングを始めて見ませんか?

2001-10-23 mizuno-ami.