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NS Basic/Palm 7.0.0
2009/01/28
2006年の11月にリリースされたNS Basic/Palm(以下、NSB)のVer.6.0から2年以上経ちましたが、久しぶりのメジャーバージョンアップ版「7.0.0」がリリースされました。 その間にPalmを取り巻く情勢はいろいろと変わりましたが、ユーザーの間でもVer.6でもう打ち止めかと思っていたところでのバージョンアップ。 さて、どんな機能が追加されたんでしょうか? いくつかの新機能を紹介しましょう。 ※画面のキャプチャは、開発評価版当時のものです。正式版とは異なる場合があります。
■カラーテーマがサポートされました モノクロPalmは、正式ラインナップから姿を消し、基本的に最下位グレードのZ22でもカラーがサポートされたPalmデバイス。 標準で「Color Theme」がサポートされましたが、NS Basicアプリにも同じような仕組みが導入されました。
これは、標準で用意されているテーマです。
実機に馴染みがないので、直ちには分かりませんが、おそらくこういう色かイメージなのでしょう。 これをコンパイルした場合、実機上では実機の設定とは無関係に、色の設定が適用されます。 例えば、カラーテーマ「Velvet」に設定してあるPalmです。
尚、カラーテーマは、それぞれが1つのデータベースになっており、コンパイル時にリソースとして組み込まれます。
また、テーマカラーはカスタマイズする事が出来ます。 「ツール」の「テーマエディタ(Theme Editor)」を使えば、それぞれの色の設定が可能です。
ただ、先述したようにテーマカラーのファイルはそれぞれ本体内にインストールされます。 オリジナルカラーを作る場合、人と重複しないであろう名称を用いるのが妥当かと思います。 尚、日本語版のリファレンスに反映されていないかもしれませんが、プログラム中でテーマカラーを指定する関数も用意されています。
Result = SetTheme("Classic") ■画像ファイルがIDE上に表示されます 単なる四角形だったBitmapオブジェクトですが、選択した画像がIDE上に表示されるようになりました。
今までのバージョンでは、画像を表示するためには、次の方法が採られていました。
読み込んだ画像に応じて、自動的にサイズが調整されますが、StretchプロパティをTrueにすることで、自由にサイズを変える事が出来ます。 ■Bitmapオブジェクト:グラデーションカラーが指定できます 画像が直接表示できるようになっただけではなく、Bitmapオブジェクトを彩色し、かつ、文字を表示する事が出来るようになりました。 どういう事かといえば、こういう事です。
この辺りは、プロパティ名でおおよそ判断できると思いますので、詳しい説明は省略します。 ■Bitmapオブジェクト:注意する事【要注意!】 色々と便利になったBitmapオブジェクトですが、Pictureプロパティを使った場合、残念な事に「解像度」について難があるようです。 Palmは、基本的に「160x160ピクセル」を基準とする、いわゆる「ローレゾ」のデバイスと、「320x320ピクセル」を基準とする「ハイレゾ」のデバイスが混在していますが、それらに対して適切な解像度で画像を用意するのは難しく、全てのデバイスに対して適切なサイズで用意されるとは限りません。 先に理屈を並べると納得していただけると思いますが、従来のBitmap IDプロパティを使って画像を表示させる方法では、必要な場合、それぞれの解像度に対応する画像を用意する必要がありました。
例えば、グラデーションなどを使うと、こんな画面をデザインする事が出来ます。
針金人間なのでアレですが、実際、画像の解像度も保証できないようです。 ただし、画像のサイズは正確に反映されるので、解像度さえ気にしなければこちらの方法を使うのは問題ないでしょう。 ただし、Palm OS4が載っている「PalmOS Emulator」で実行すると、サイズ情報も曖昧になってしまうようで、結果が正しくわからなくなります。
尚、従来のBitmap IDプロパティとPictureプロパティを併用した場合、Bitmap IDプロパティの方が優先されます。 また、扱う事の出来る画像サイズには以下のような上限があり、それ以上になると切り捨てられます。
その他、Pictureプロパティで指定した画像は、NS Basicのデータフォルダ(標準インストールの場合 C:\NS Basic\ )のBitmapsフォルダ内に、自動的にプロジェクト名でのフォルダが作られ、自動的にビットマップファイルのコピーが作られます。 まとまっているので、ドキュメント類を書く時に使うと便利かもしれません。 ■プロジェクトファイルのフォーマットが変わりました【要注意!】 プロジェクトファイルの書式が若干変更になりました。 上位互換性は保たれているので、以前のバージョンのプロジェクトファイルを開くことは可能ですが、新しいバージョンで保存したプロジェクトファイルは、以前のバージョンで開く事が出来ません。 また、NS Basic/Symbian のプロジェクトファイルも直接開く事が出来ます。 ■アイコンが変わりました 細かい事ですが、アイコンの色が変わりました。
■NSDictLibが追加されました 「見出し語」−「値」の組み合わせを簡単に扱う事が出来る「NSDictLib」というライブラリが追加されました。 これはプログラム中で「辞書」のような機能を実現するライブラリで、テクニカルノート No.42に詳細が掲載されています。 基本的に、プログラム実行中だけ使える一時的な辞書機能ですが、基本的な機能についてはC:\NSBasic\Projects\Samples - Shared Libraryフォルダにある「Dictionary.prj」が分かり易いので、そちらを参照して下さい。 ■ランタイムファイルの場所が変わっています 今までは、例えば「C:\NSBasic\Download」にありましたが、新しいバージョンではプログラム(NSBasic.exe)があるフォルダ内の「BuildTools」フォルダに収められています。 ■その他色々 リリース情報です。
もう、完成の域かと思ってたNS Basic/palm 6.0でしたが、Ver.7.0が登場し、少々驚きました。 画像の取り扱いについては、少々、ダイジョウブかな、と思う部分もありますが、不都合部分を理解して使う分には大きな問題ではないかと思います。 テーマカラーのサポートが必要か不要かは、人によって評価が分かれるかもしれませんが、「シリーズ物」を作者オリジナルカラーで統一する事も楽しいかもしれません。 日本における Palmの話題は、かなり下火になりましたが、まだまだ使えるぞPalm、と思っている人など「自分アプリ」に挑戦してみては如何でしょうか。 mizuno-ami
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