誕生 NS Basic/Desktop Ver.1.00
ブルーのアイコン、NS Basic/Palmの別バージョンか?と思われるかもしれませんが、これぞ、NS Basic社の新製品「NS Basic/Desktop」です。
NS Basic社は「Nice & Smart」のキャッチフレーズの元、PDA向けに、比較的簡単な取り扱いでBASICプログラムを作る事ができる開発環境を提供してきましたが、今回は「Desktop」の名前の通り、パソコン向けの開発環境をリリースしました。
画面を見ても、Palm版と大きく違いませんので、操作自体はそれほど戸惑う事はないかもしれません。
例えば、見飽きたといえ、ついつい作ってしまう「Hello,World!」というサンプルですが、この程度のサンプルであれば、あまり商品知識がなくても作る事ができます。

★例えば、このように、ラベルとボタンを配置します。

★ボタンのイベントコードを記述します。

★実行(又は、F5)で、コンパイルし、実行します。
(※この時、現在のプロジェクトを保存するダイアログが表示されます。)

★いい加減に作ったサンプルでも・・・

★ほら、この通り!
技術的には、MicrosoftのVisual Basicや、VBAとはやや異なる「VBScript」がベースになっています。
この「VB Script」を単独でパソコン上で動作できるようにした仕組みを特に「Windows Scripting Host(WSH)」と呼びますが、このNS Basic/Desktopの基本的なエンジンは、WSHをベースにしたものとなっていると思ってよいと思われます。
これらは、VBと似ている部分、異なる部分が色々ありますので、日常的にVBやVBAを使っている人は、最初戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば、それほど気にならないかもしれません。
幸いな事に、NS Basic/Palmよりは、WSHの方がメジャーなので、技術情報を検索するために、多大な労力を払う必要はないでしょう。
またNS Basic社の別製品「NS Basic/CE」も、実は同じVB Scriptのランタイムエンジンを使っている関係上、WindowsCEのプログラム開発へも応用が可能です。
NS Basic/Desktopのプロジェクトファイルをテキスト形式で保存し、NS Basic/CEで読み込めば、ほとんど変更することなく、WindowsCE上で動作するアプリケーションを作る事ができ、その逆も可能です。
(もちろん、画面のサイズ変更などは必要ですし、別途、NS Basic/CEも必要ですが…)
基本的な操作は、VB流の操作に準じています。

(1)ツールボックスから、必要な部品を選んで

(2)フォームの上に配置

(3)必要なコードを記述するために、コードウィンドウを開きます
多少なりとも、この系統の開発環境に触れた方なら迷う事はないと思いますが、1つ面白い仕様があります。
コードウィンドウがアクティブなときに、ツールボックスの部品をクリックすると、その部品が「AddObjectコマンド」を使って、コード内に挿入される機能です。
このように、ボタンのオブジェクトを記述するコードが挿入されます。
0,0,0,0については、X,Y,Width,Heightの位置や形状の情報なので、手入力しなければなりませんが、どちらにしろ、オブジェクト類をコードで記述する場合は簡単な操作で挿入できます。
このような使用になっているのは、元々がテキストベースのスクリプト言語であったためと考えられますが、このNS Basic/Desktopでも「フォームのない」アプリケーションを作る事ができるため、このような仕様になっています。
確かに、新規プロジェクトでは「Formless」も選択できます。
ツールボックスに並ぶコントロール類がVBに比べて少ないように思えますが、ご心配なく。サードバーティ製を含む、多種多様なActiveXコントロールを取り扱えます。
これらは「ActiveX Control Manager」に簡単に登録する事ができ、登録したコントロールに必要なコードは、ボタン1つでクリップボードにコピーされますので、あまり困る場面はないでしょう。
動作環境は、以下の通りです。
残念ながらWindows9x系での動作は、サポートされていません。
価格は、$149.95(USD)で、NS Basic社のWebサイトから購入できます。
(※2005年1月31日までは、特別価格$99.95(USD)で提供されます。)
VBなどのチュートリアル版よりは安価に入手できるWindows上の開発環境、毎度のごとく、お試しダウンロードも可能です。
(動作は30日間の限定で、作成したアプリケーションは5日間だけ動作します。)
ちょっと気軽にWindowsプログラム、気軽といっても、組み込む機能次第では、本格的なアプリケーション開発も可能です。
まずは、気軽に楽しんでみてはどうでしょうか?
※画像は開発途中のベータ版でのものです。製品版とは異なる部分があると思いますので、ご了承下さい。
2004.12.07 mizuno-ami. Palmなお部屋.