第1回 プログラムを始めよう「3.Hello,world!に挑戦」

1−3 Hello,world!に挑戦

 え?!IDEが表示できただけで、もうプログラムですか?と言われるかもしれませんね。
でも、挑戦してみましょう。

 「Hello,world!」とは「画面に"Hello,world!"と表示する」だけのものです。
結果的に、画面にHello,world!と表示するだけでよければ、予め画面に文字を貼りつけておけばOKですよね?
そう、ゲームなどで画面に「SCORE:」とか表示してあるアレです。

画面に文字を貼り付けるために、ラベル(Label)と呼ばれる部品を貼り付けます。
NS Basicのプログラムは、IDEの左側にあるツールボックスから色々な部品を貼り付けて作ります。そして、この部品のことを「オブジェクト」と言います。
各々のオブジェクトがそれぞれが特徴的な機能を持っており、必要なものを選択して画面に配置します。今回は、画面に文字を配置する働きをするオブジェクトラベルを使います。

では、ラベルを配置してみましょう。ラベルはツールボックス内の[Lbl:]と書かれた部品です。
一度、ツールボックスのラベルをクリックして、模擬スクリーンの適当なところをクリックして下さい。[?label]というオブジェクトが配置されればOKです。

    

このオブジェクトは、ドラッグで適当な位置に移動できます。ま、これはWindowsの標準的なアプリケーションと同じ操作ですので、抵抗はないと思います。
では、適当なところにラベルを配置し、右クリックし下さい。すると、メニューが表示されますね?そこの一番下に「Properties」というのがありますので、それをクリックします。

    

         

ラベルオブジェクトのプロパティ画面が表示されましたが、NS Basicの各オブジェクトのプロパティ画面は、全て同じような感じです。
[Name]がこのラベルオブジェクトの名前で、初期値はNS Basic側で自動的に命名されますが、自分で変更することもできます。
さて、画面に文字を配置する働きのラベルオブジェクトは、Labelというプロパティでその文字を設定します。プロパティは「属性」でしたね?
今、画面に表示されている「?label」が、Label欄に入力されていますが、これを「Hello,world!」に書き換えればOKです。 書き換えたら[OK]をクリックしましょう。多分、初期状態では幅が狭すぎるので、適当にオブジェクトのサイズを変更して表示されるようにして下さい。

これだけ?と思うかもしれませんが、もちろん、これをコンパイルして、Palmのアプリケーションにすることができます。
NS Basicでは、コンパイルすることを「Generate」と言い、操作は F5キーもしくは、[Build]→[Generate]です。
とりあえず、Palm本体で試す時はGenerate後、[Download to Device]を選択します。エミュレータなら[Download to Emulator]です。
エミュレータはパソコン上で擬似Palm機を作動させるアプリケーションで、本体へHotSyncしなくても良いので、開発途中で使うと良いでしょう。
(エミュレータのインストールと使い方は、他のサイトでわかり易いものを見つけることができますので、ここでは、説明を割愛します)
また、本機の方へダウンロードするDownload to Deviceを選択しても、次のHotSync時にインストールされるのでご注意下さい。
(今後、BlueToothが搭載されれば自動的にインストールされるようになるかもしれませんね。)
そうそう、ランタイムも忘れずにしてください。

さてさて、Palmへインストールしたら Project1 というアプリケーションがありますね。これが、先ほど作ったアプリです。
特に何も指定しない場合、NS Basicで作成したアプリケーションは、このアイコンになります。では、タップしてみて下さい。

    

    

はい、Hello,world!の完成です。めでたしめでたし。

と言うのが伝統的なHello,world!で、一応、作成からコンパイルまで一通り体験することができましたね。
とは言っても、最近の目の肥えた初心者には、馬鹿にしたようなアプリケーションですね。
そもそも、英単語を元にしたBASICのコマンドとやらも登場していません。では、次は、もう少し、アプリケーションらしくしてみましょう。

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