第10回 全員集合!スクリーンオブジェクト 「1.オブジェクト?プロパティ?メソッド?」

10−1 オブジェクト?プロパティ?メソッド?

入門者向けのBASIC講座も、早いか遅いか、第10回を迎えることが出来ました。
さて、第1回から前回までを眺めてみると、どちらかといえば、NS Basicより、BASIC単体の解説に近いモノがありまして、気がついたら画面上に配置するスクリーンオブジェクトは、ボタンとビットマップくらいしか紹介していませんでした。
そんなわけで、記念すべき第10回は、NS Basicで扱うスクリーンオブジェクトとその使い方などを説明しますが、初心者のうちから、こんな「オブジェクト」などとという言葉に遭遇すると、ちょっと困ってしまいます。
では、最初に、これらに関連する「オブジェクト」「プロパティ」「メソッド」について簡単に触れてみることにしましょう。

「オブジェクト」とは、言ってみれば「実体のある部品」と考えれば良いでしょう。
つまり、画面上にある「ボタン」や「テキストを入力する場所」「選択する所」は1つ1つの部品として認識でき、これらは目に見えますので、これらのことを「オブジェクト」と言います。ま、それほど抵抗はないでしょう。

オブジェクトには様々な種類がありますが、その種類に応じて、様々な特徴や性質を持っています。難しい言葉で言えば「属性」ですが、これが「プロパティ」です。
属性、ってなんだ?って事ですが、難しく考える必要はありません。例えば、先ほどのオブジェクトを「体」とすれば、プロパティとは「身長」や「体重」などのそのオブジェクトそのものの大きさを表す数値や文字であったり、また、「立っている/座っている」「起きている/寝ている」といった状態を表すものです。
前者の数値や文字というのは、わかりやすいプロパティですね。一方の「状態を表している」プロパティとは、例えば「立っている」というプロパティに対して、立っていれば「真(True)」ですし、それ以外の状態(座っている、など)であれば「偽(False)」となります。

    ■おひょいオブジェクトとプロパティ
    

もう1つのメソッド、というのはオブジェクトに対してその「動作」などを与えるもので、プログラムを組む人から見れば「指示・命令する」もの、と理解しても良いでしょう。
例えば、先ほどの「体」オブジェクトに対して「走らせる」「食べさせる」「眠らせる」といった動きを命令すると思えば良いわけです。

    ■おひょいオブジェクトとメソッド
    

プログラム上では、Basic BASIC第1回から使っているように、オブジェクト名.プロパティ、と「.」をつけて表現しますが、メソッドも同様に「.」を使います。そのため、メソッドとオブジェクトはしばしば混同することがありますが、(大きな声では言いませんが)混同してもそれほど差し支えありません。

基本的に、プロパティは、そのオブジェクトの状態を表す属性ですので、参照かもしくは代入することになります。
したがって、

        変数A = あなた.身長

のような使い方をすることが多く、大抵の場合「=」が一緒に存在しています。
例えば、
    Label1.Label="Hello,world!"

これも、そうですね。
一方、メソッドはそのオブジェクトに対して命令をしますので、通常は「=」を使うことはありません。
例えば、

    あなた.走れ

というイメージです。
この後ろに、更に修飾するパラメータがつくことがありますが、この場合、「,」で区切って指定することが一般的なようです。

    あなた.走れ 速く,転ばないように,3km/hで

といった感じでしょうか?
これらは使っていくうちに、慣れてくるでしょう。

まとめてみると、次のようなことです。

オブジェクトその部品本体
プロパティオブジェクトの属性を表す
メソッドオブジェクトへ対する命令や指示

なんだかわかったようなわからないような説明で申し訳ないですが、具体的な内容の説明に移りましょう。

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第10回 全員集合!スクリーンオブジェクト 「1.オブジェクト?プロパティ?メソッド?」