第11回 何か作ってみよう「6.発展そして世間の皆様へ」

11−6 発展そして世間の皆様へ

 ここまで出来れば、後は、ムシの知能を発展させるだけで、色々なパターンの人工知能が出来あがります。
現段階では「ぶつかって右回り」だけの単純な知能ですが、これを例えば、
  • 「ぶつかったら、左右どちらかに回る」
  • 「反転もする」
  • 「ブロックを破壊する」
  • 「迷路を予想してすり抜ける」
  • 「ぶつからない」
  • 「ブロックを運ぶ」
  • 「2匹になる」
等など、様々なロジックを組み立てることで、見ていて楽しいアプリケーションが出来あがるのではないでしょうか?
今回は、最初から、細部を考えるのではなく、全体を考えたり、細かく考えたりと、行き当りばったり的なパターンで説明してみました。最初にも述べた通り、教育的意義は少ないかもしれません。しかし、実際は、こう言うことの繰り返しで日曜プログラミングに励んでおられる方が多いと思いますので、あえて、このような形式を取りました。
正確に言えば、プロの世界でも、完璧な仕様書は存在しませんので、実際にコード化する時に、大なり小なり行き当りばったりが登場しているはずです。
また、一通り書き上げてみて思ったことなのですが、やはり、必要なのは、最低限のフローを書き出せる力と、経験が必要な事が理解頂けたのではないでしょうか?
さて、今回は、NS Basicユーザーの方も増えてきたようなので、改めてクリエータIDの取得方法を紹介しておきます。これを取得すれば、世間の皆様に自作アプリを発表する事が可能になります。是非、自作アプリを発表して楽しんでください。




【クリエータIDの登録】
クリエータIDは、PalmOSがプログラムを識別するためのID番号です。PalmOSは、ファイル名でもアプリケーション名でもなく、このクリエータIDでプログラムを識別していますので、このIDが1台のPalmデバイス内で重複すると、正確な処理が出来なくなります。これを避けるため、このクリエータIDは、登録制になっています。
(もう少し正しく言うと、重複したクリエータIDを持つアプリケーションが問題になります。DOCファイルややJFileのデータファイルなどのデータファイルは、同一クリエータIDで構いません。)
また、クリエータIDと言うので「開発者」を識別するコードと思われがちですが、実際は、1つのアプリケーション毎に1つのクリエータIDが必要です。

登録は、PalmOSのサイトhttp://dev.palmos.com/creatorid/から行えますが、NS Basicのユーザーであれば、NS Basicのヘルプから直接リンクされていますので、そちらから行く事も可能です(インターネットに接続できる環境が必要です)

    

登録ページでは、クリエータIDの検索、登録、削除などを行う事が出来ますが、ここが英語なので躊躇するかもしれませんね。
とりあえず、必要事項は、それほど難しい内容ではありませんので、是非、チャレンジして下さい。

    

まず、中央上の[Search for a Creator ID]で、既に取得されているか検索してみましょう。

    

ここに4文字の半角文字を入れますが、クリエータIDのルールは次の通りです。
  • アスキーコード33〜127の4文字でなければなりません。ハンドブックの21H〜7FHのキャラクターですね。
    通常は、アルファベットか数字を使いますが、このコード内の文字であれば、問題ありません。
  • ただし、4文字とも小文字のIDは、Palm社などが使いますので、一般の人は使えません。
  • 登録は、重複して出来ません。早い者勝ちですね。
では、取得したいIDを入力して、検索してみましょう。

   ●既に取得済み
    

   ●未登録
    

下の表示が出て、未登録であることが確認できたら、そのIDを登録する事が出来ます。
では、登録を行います。トップページからだと、検索メニューの下、矢印の先にある部分をクリックして下さい。

    

登録フォームが開きますので、必要事項を入力します。

    

赤印は、必須項目ですが、名前が必須でないのは面白いですね。
  • Creater ID:登録したいクリエータIDです
  • Application Name:登録するアプリケーション名です
  • Description:そのアプリケーションの簡単な説明です
  • Contact Name:登録者に連絡をとりたいときの宛名です
  • Contact Phone:その電話番号です。日本からの場合、市外局番の頭のゼロを取って国際コード81をつけます
  • Email Address:メールアドレスです
  • Company Name:企業による登録の場合、その社名を入れます
  • Address1:住所1
  • Address2:住所2
  • City:市、郡などです
  • State/Province:日本だと「県」が適当です
  • Zip/Postal Code:郵便番号です。ハイフンなしで7桁で入れるのが良いでしょう
  • Country:国です。Japanでしょう
  • Confidential:この情報を公開するか否かです。No、とすると公開されます。
入力後、間違いがないか、確認して[Submit]をクリックして下さい。これで、あなただけのクリエータIDが登録されました。
これを見てわかるように、クリエータIDは誰でも簡単に登録できる反面、たった4文字しかありません。そういう事情なので、テスト中のアプリケーションや、あまり意味のないアプリケーションはクリエータID「Test」を使って、実際に公開するときに「クリエータIDは、Testです」と明記するのが一般的です。

さて、第3回NS Basic/Palmプログラミングコンテスト(http://www.nsbasic.com/palm/Japanese/contest.html)が、2002年1月15日締め切りで作品を募集中です。モノは試し、チャレンジされてはいかがでしょう?

戻る     目次へ

第11回 何か作ってみよう「6.発展そして世間の皆様へ」