02.いつも手のひらに富士山を

常生活において、常に私は幸せだ、という方がみえるようでしたらとてもうらやましいですが、実際はそのようなことはありません。
楽しい時ばかり続くこともなく、しばしば内的、外的な要因によって落ち込んだり、苦しんだりします。
時代劇のタイトルソングではありませんが「人生、楽ありゃ、苦もあるさ」という状態ではないでしょうか。
人によってその表現も様々ですが、

  「朝起きたら、甘ったれになっていた。」  くどうっちさん、「遠回りして帰ろう」4月17日の日記より

こういう場合もあるようです。

んな時、人は何をするでしょうか?
ショッピングに走る、大食いする、ひたすら寝る、海に向かって馬鹿ヤローと叫ぶ、山に登る、映画を見る、などなど様々な方法で気分を転換させようと努力します。
 そんな中に「海を見る」「山を見る」というポピュラーな方法がありますが、これは、自分よりはるかに大きいものを眺めて、自分はなんて小さいんだろう、と自分自身を「ちっぽけなもの」と思い込ませる療法です。
確かに、大海や見上げるような山々に比べて自分の存在は小さいでしょうが、自分に起こった出来事は自分にとっては一大事ですから、冷静に考えればそんなもので誤魔化されないとは思うのですが、結構、騙されてしまうところが人間の面白いところではないでしょうか。

 さて、今回は、思い詰めて行き着くところまで行かないうちに、Palmを使って少しだけ気分転換をする方法を紹介したいと思います。と言っても、タイトルからある程度予想がつくとは思いますので、軽い気持ちで読み進めてください。


PalmとPocketPCを比べて、通信関連の部分が弱いなどと言われますが、まぁ、標準でCFのスロットがついていればNTT DoCoMoのP-inが使えるようなものですから、仕様的にPalmの方が劣っているように見えても仕方がありません。
とは言え、これを読んでみえる大半の方がPalmのユーザーさんですから、オプションなどを買い足すことで通信が可能になることはご存知のことと思います。

 しかし、実際にどの程度の方が、PDAを使って通信されているのか、そこが疑問です。

 最近は、パソコンで見ることしか考えられていないページが多いため、PDAでブラウジングをしてもデザインが崩れ、むしろ閲覧するとストレスがたまるかもしれませんし、通信料金の方も気になって、なかなかゆっくりと見られないかもしれません。
いや、まあ、中には、Palmでサイトの更新までしちゃうパワーユーザーさんもみえますが、メールが読み書きできて、ブラウザも「あればいい」という程度でなら使われているユーザーさんの方が大半かと思います。
 そんな程度なら、Palm Tungstenに標準添付の『WebPro』というブラウザ、フォントはローレゾで、(当然)日本語アプリでもありませんが、ひとまず、サイトをちょっと見る程度なら十分に機能します。いや、我慢できるレベルではなく、これで十分です。

   

ころで、星の数ほど存在するホームページの中で『定点カメラ』や『ライブカメラ』と呼ばれる仕組みを運営されている方もみえるようで、その場所の最新映像が公開されており、見ていて楽しいだけでなく、何かと重宝することがあります。
一般的には、一定時間毎に自動撮影し、画像を作成してページに貼り付ける、という動作を自動的に処理しているので、人手を介することなく画像が更新されるようになっています。


Palmの通信環境とライブカメラ、ここまで来れば、もう難しい説明は不要でしょう。
要は、Palmでライブカメラサイトを気軽に見てしまおう、というお話です。


岡県が運営する「富士山ビューシステム」というサイトでは「清水」「富士宮」「御殿場」から眺めた富士山の画像をほぼリアルタイムで表示しています。
サイトの方をご覧いただけるとわかりますが、ほぼリアルタイムの画像と、1時間毎の推移が表示されていて、見ていて嬉しくなるサイトです。

ただ、残念なことにサイト上に存在する1時間毎のサムネールや色々なリンクアイコンは、パソコンで見ているうちは便利でしょうが、Palmのような小さな画面で見るにはどちらかといえば邪魔に思えます。そこで、サイト管理者の方には申し訳ないのですが、それらの画像はカットして必要な画像だけをリンクして閲覧しています。
ライブカメラの仕組み上、画像のファイル名が固定であることが多いので、このようなリンクも可能になっています。

そして、これが、WebProから眺めた富士山(清水港から)です。

      

如何でしょうか?こうやって眺めた、手のひらの富士山を、

  ああ、今日は晴れていて、良く見えるなぁ。
  ちょっと麓のほうに雲がかかっているなぁ。

などと、ぼんやり眺めて、少しでも気分転換が出来れば、言うことなしですね。
逆に、唐突に行きたくなるかもしれませんが、それもまた一興でしょう(笑)
ちょっと画像は荒めですが、ブラウザの制約上、それは我慢するとしても、こんな手軽にライブ映像が得られるのは、それだけで楽しいかもしれません。


ういうシステムにお金をかけるのは、税金の無駄かどうか判断できませんが、普段、富士山を見れない場所の私など、ありがたいなぁ、と思ったりします。
むしろ、いつでも手のひらから富士山が見られるかと思うと、どことなく嬉しい気分になりますし、このように手のひらでリアルタイムに富士山を眺めることが出来ることも驚きです。
今風の言葉で言えば、ユビキタス、ということになるのでしょうが、皆さんも、いろいろな風景を手のひらから眺めてみては如何でしょう?

mizuno-ami.2003.■■■


【後日追記】2003-04-18
あまりにもきれいだったので、追加しました。(富士宮より)

   


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