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釣ったもん勝ちざます

2003/08/06

 梅雨が明けたと思ったら、何だこのクソ暑さは!

そして、なんでこのクソ暑い日に、堤防の上にいるんだ!?

(+_+)\バキッ!!☆


海はすっかり夏模様、海水浴場も夏模様。
それでも汗と釣り糸を垂らしている人間が、結構いるもんだ。


海なんか、キラキラ輝いちゃって、透き通った水が






水が…





水が?





水がぁ!?


なんで、部分的に変色してるんだ〜!




じーっ(凝視)






移動している?




じーっ(凝視)





小魚の群れ!!


透き通った海面を小魚の群れが、あちらにもこちらにも、
どうせ、カスカスのデジカメじゃ写らないからと、画像はないが、これはすごい。




バシャバシャバシャバシャ!







一斉に海面に飛び上がる小魚。
海水浴客のきゃあきゃあ言う声や、波の音、風の音があっても明確に聞こえるくらいの大量のバシャバシャ。

肉食の魚に追われて、逃げ場を失った小魚たちが一斉に海面に跳ね上がる。




これは壮観だ!




などと悠長に構えていては勿体無い。
慌てて、持っていたクロダイ狙いの竿を置き、投げ釣り竿にルアーをセット、釣り開始。
そう、こういうチャンスを逃してはいけない。

しかし、今1つ、遠くて届かないかなぁ。釣れないや。
ま、結構、移動しているか・ら・ね・・!おお、っと重くなったぞい!

釣れたか!
少なくとも、ゴミを引っ掛けたようではない様子。

ヨイショヨイショ…


ザバーン





なんじゃこりゃ!



図鑑で見たことのある、ウシノシタとか言う奴か。 そう、高級おフランス料理の「シタビラメのムニエル」で有名な奴だ! 釣ったざま〜す! って、ルアーが体に引っ掛かっただけだけど… でも、これが高級ざますか? この顔、勘弁してくださいざます!
なんだか、怖いざます! 写真ではよくわからないけど、解説するとこうなっているざます。
自分でも、どうしてよいのかわからない顔をしているざますねぇ。 こんなもんを、高級おフランス料理として喰ってるざんしょ? いやぁ、フランス料理店に活魚が泳ぐイケスがなくてよかったなぁ。 この中途半端なやる気のない顔、その体にはとんでもない秘密が…
頭と申し訳程度の内蔵以外、全部「身」 食料になるためだけに、生きているのか? それもルアーが引っ掛かって釣れ上がるとは悲しい最期だが、全身食料らしく、ルアーがひっかかった部分から、白身がはみ出している。
世間の、高級おフランス料理を見る目が変わったかもしれない。 やれやれ、いったんバシャバシャが収まったので、クロダイ狙いに戻ろう。 ところで、クロダイって、どうやって釣るか知ってますか? 色々な流儀があるが、要は、他の魚に比べて「目が良い」と言われている。 そのため、できるだけ細い糸を使い、シンプルな仕掛けで自然に餌を落とすようにして釣るのだ。 長い竿を使って、その先につける重りは、微々たるもの。
私の場合、6m程の竿で、ついている重りが1g程度。 ここに餌をつけて、糸が緩まないように、餌が沈む速度で竿先を降ろしてゆく。 ある種の「落とし込み」と言われる釣り方、このシンプルさが好きだ。 あ〜、でも釣れねーなぁ。 他の人は、アジ釣りか。 サビキといわれる疑似餌、要は、針にビニールのピラピラしたものをつけてあり、オキアミなどで寄ってきた魚が、餌と間違えて食べる、という寸法だ。 アジの群れに当れば、1匹ずつ釣っているのが馬鹿馬鹿しくなるくらいつれるので、通常、1本の糸に5〜10本程度の針がついている。 簡単に釣れるので、家族連れなどが結構楽しんでいる。 個人的には、ぐしゃぐしゃしたオキアミの塊を扱うのが嫌なので、サビキはやらない 初夏のアジ、夏本番を前にして、既に冬の生活を考えて、脂を蓄えるため群れで移動しながら餌を食べる。 そうか、さっきのバシャバシャの後ろにはアジがいたのかも。 バシャバシャと言えば、相変わらず、どこかしらでバシャバシャやってるなぁ。 バシャバシャ さて、夕刻。 釣りには最適の時間。パチンコで言うなら、サービスタイムだ。 だが、今日は、サービス過剰! バシャバシャの大群が、あちらこちらで、それはもう大変な規模で起きている。 それも、堤防に近づいてきて、肉眼で追う方も追われる方もしっかり見える。 そして、堤防のアジ釣りファミリーに訪れる、サービスタイム。 一斉に入れ食い状態。 サビキ、空いている針がないくらい、釣れ上がる。 うーむ、アジ食べたいなぁ。 しかし、前述のとおり、サビキはない。 と、手にしているシンプルなクロダイ狙いの仕掛けを見て、ふと考えた。 そして、道具箱から蛍光色の小さなステッカーを取り出し、針につけてみる。
まさか、こんなもんで… 釣れる! 海面から多少沈めて、横に動かすと、魚が追ってくるのが見える。 そして、釣れる! おお、面白じゃん。 でも、堤防に近い方は、比較的小さなアジだ。 常連のオッサンがたまたま釣ったのは、やや大きめのアジ。 できれば、あれを狙いたい。 ・・・・・・そっか、ルアーがあるか。 びゅーん ガシッ! 狙いはバッチリ、釣れた釣れた って、アジじゃない。カマスだ。 あの一夜干しの「カマス」だね、これは。 さすがに、生カマス、美味しそうだ。 この時点で、デジカメで写している余裕と光量がないのが残念。 つーことで、大き目のルアーを使っていたのにも関わらず、結構、カマスが釣れた。 また、大き目のアジが釣れたりして、結局、真っ暗になるまで続けていた。 せめて写真を、パシャパIIと、携帯用の蛍光灯で… サンマと間違えるような写真だなこりゃ。 ちなみに、写真は拡大しているので、実際の魚はサンマほど大きくない。 実は、おフランス野郎が、ペットボトルと同程度の大きさ。 それと比べて、一回り小さい程度のカマスたち。 上のは、小アジだ。 そして、全体では、こんな感じ。 大小織り交ぜているが、今この写真を見ても、何の魚だかわかりゃしない(笑) ヘタすりゃ、ホラー映画の1シーンだな 結局、ここで帰りが遅くなり、家で魚を処理するところで一日が終わり。 翌日、調理する前でも、全く目が濁っていない新鮮な魚たちを見て、スーパーの魚の鮮度に身震いをした。 同じ所に足を運んでも、毎回違う姿を見せてくれる海。 そこで釣りをするには、道具よりも工夫だ。釣ったもの勝ちなのさ。 そして、釣りは一生モンと、いう事が、改めて理解できた。

本日の好日度:★★★★☆ 「白身魚でバッチリ」