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松本かえるまつり2004<その2> 〜松本市〜

お出かけ:2004/06/12,13
作成:2004/06/13

やや薄曇りだった空から、日が差すようになってきた。
どことなく嬉しそうなヤツを尻目に、とある目的を果たすべく人ごみに消えてみる。

とある目的とは。

    腹へった・・・

こういう場所の醍醐味は、色々なモノを少しずつつまんで食べる点にある。
と、勝手に信じているのだが(それがデブの元かもしれぬ)、ひとまず、発見したのは・・・
カエルパン!
子供だましのようだが、中身は焼きたてのクリームパン。
ホカホカだ。
子供の頃、カスタードクリームに入っている粒々の正体を知らず、何も入っていない単なる黄色いペースト状の安っぽい方を上等だと信じていたが、今はもう大人だ。
このカエルの格好をした菓子パンは、大人の食べ物だ。良い仕事をしている(笑)

さて、会場に戻ろう。
また新型だ。
    う、動くのか・・・
完全な2足歩行タイプで、人間とのコミュニケーションも取れるタイプだ。
会場では、中々の人気者だったが、先に言っておこう。
朝の肌寒さを忘れたかのように、日焼けするほどの暑さになった松本市。
この着ぐるみタイプの身長は、まつりの間、大きくなったり小さくなったりしていたようだ。
おそらく、交替でかぶっていた伸縮によって暑さをしのいでいたのだろう。
また、余談だが、後方のトランペットのおねーさん。演奏するのは「カエルの歌」
まつりの間、「♪かえるの歌が、聞こえてくるよ」以降のフレーズを耳にしなかったのは、私の注意力不足なのかもしれない。


さて、かえるまつり、至る所で「カエルグッズ」を販売している。

    ん!
やばい!
こういうキャラクターは、私のツボだ。
それも、小脇にオタマジャクシを抱えているじゃないか〜
なにやら、東京にお店を構えるかえる屋ケロリン堂さん(http://kkd.ne.jp/)というお店らしい。
うーむ、やばいぞ、やばいぞ、と思いつつグッズを物色する私。
ちなみに、財布に入れる「お金がカエル」なんてお守りを買いつつ、帰り先は自分の財布じゃないなと、昨日のホテルならダブルの部屋に泊まれる程の金額をその場で支払う私。
お店の人も腰の低い方々で、とっても満足。
    カエルの魔力、恐るべし
神様、散財放題の私をお許しください。


物欲渦巻く浮世の世界、賑やかなおまつりの参道に反して、神社は通常営業中。
厳かに、結婚式の写真など撮影している。
披露宴のスピーチでタブーな言葉はあるらしいが「かえる」は大丈夫だろうか?
まぁ、良いか。賑やかな人通りから、祝福の視線が送られているのは良い事だ。
その通りだ、と言わんばかりのダルマさんだ。
    って、こいつもカエルかよっ!


かえるまつりだからと、カエル一色という訳ではない。
お祭りらしく「紙芝居」なんて演目もある。
ちなみに、このサイズは、今風の紙芝居だそうで、古い時代の紙芝居は、もっと横長だそうだ。
特別に倉庫から出してきたらしい、その紙芝居は、こんな感じ。
拍子木を持っている人の妙なプリントシャツに目を奪われてはいけない。
紙芝居の方を注目して欲しい。
古い時代の方が、より横長ということだが、テレビで言えばワイドスクリーンに相当するこのスタイル、むしろ今風だなぁ、と感じたりする。
演目は「ぶんぶく茶釜」
ファミコン世代だとか、テレビっ子だとか馬鹿にしてはならない。
親子揃って、紙芝居の前に座り込んで見ている目は真剣、特に真剣な目の大人達。
大半が、ぶんぶく茶釜のストーリーを再確認したに違いない。



さぁ、お日様も随分と高くなってきた。
カエルのお店のおかーさん、最初はこんな感じでお客に愛想を振り撒いていたが、暑くなってきたのか、店の前に置き去りになっていた。

「自由にかぶって、写真を撮ってネ」