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ニセモノで歩き回ってみる　〜＠nifty BB フェスタ 2005・名古屋会場


　て言うか、会場レポート？　前半
2005/09/03
　いつも楽しい話題を提供してくれる、＠nifty(http://www.nifty.com/)内の、デイリーポータルＺ(http://portal.nifty.com/)というコンテンツ。
そこのマスコットキャラクターは、この「Ｚ君」だ。
    Z君
    成長したみ○ん星人じゃないよ。
ふと、思い立って、この「ニセモノ」を作成してもらう事にした。
出来上がったのは、↓こいつ。
    乙君
    微妙なキャラ「乙君」
名前は「乙君」、もちろん作画は↓このセンセイ。
    Ohyoi3
    「呼んだ？」
これらのイラストを使ってデザインしたのがこちら。
    Ｔシャツ原画
    さりげない「ニセモノ」をコンセプトに、でも、わざとらしさと胡散臭さが満載
何のためのデザイン化というと、Ｔシャツを作るためのもの。
作ったＴシャツはこちら。
    Ｔシャツ
    「さりげなくニセモノ」
この特製「乙君Ｔシャツ」を着て、本家「Ｚ君」が待つ「＠nifty BB フェスタ 2005」に足を運び、会場をウロウロしてみた。


　会場に一歩入って、驚かされるのは、入り口すぐのところにある「ブース」だ。
人だかりになって、誰が中にいるのか分からない。
    ブース
    生デイリーのブース。警備員詰め所じゃないよ
カメラによって中の様子がモニターできるようだ。
モニターに映し出されたのは・・・
    べつやくさん
    もう、あの人しかいないでしょう。
べつやくれいさんがカリカリとイラストを描いているようだ。納得。
可愛らしいイラストが、広い年齢層に受け入れられているようで、その人気の高さが伺える。さらに、左手のメインステージでは「眞鍋かをり」がトークをしている筈だが、ブースから一歩も動かない男子も少なくない。
このブースの前は、
    べつやく ≧ 眞鍋
ブログの女王、敗れたり、といったところか。

ところで、人込みの一部と化して、中の様子とか覗いたりしていたのだが、ふと気がつくと、視線を感じる事がある。
気がつけば「乙君Ｔシャツ」に向けて、何か言いたげな視線が向けられている。
さすがに来場者の方々にカメラを向けるわけにはいかないが、首をかしげたり「怪訝オーラ」がにじみ出たりしている様子が、ありありと伝わってきて面白い。
なるほど、ポータルＺでも変な格好で歩き回る企画があるが、あの気分はこんな感じなのか、と納得した気分だ。
そういう視線に注意しながら、会場内を回ってみよう。

まずはお約束。
Ｚ君と乙君のコラボレーション。
    Ｚ君と乙君
    写真は乙幡さんが撮って下さいました。ありがとうございました。
どうでも良いトリビア「Ｚ君は、メガネを外さないと被れない」を発見しつつ、記念撮影。
うーむ、Ｚ君のボリューム勝ちだな。
    だんご兄弟
    １つ食べられてしまった、元だんご３兄弟。「兄さん…」「弟よ！」

デイリーポータルＺに置いて「顔ハメ」は重要なアイテム。
    顔ハメ
    マジックテープで固定する。撮影用にライティングはバッチリ。
左側にある作品ストックから、お好きなものを自分選んで、自分でセットした後、撮影する、という「セルフサービス方式」、たまに親切な係員の方が手伝ってくれていたが、自分たちでゴソゴソと取り出してセットしている親子連れやカップルなど、微笑ましい風景も多々目撃された。
意外と人気がなかったようだが、完成度は高かった。
そんな感じで、何気ない風景を撮影した後、ふとファインダーから顔を上げると、あれ？というＴシャツに向けた「怪訝オーラ」がどこからか届いてくる。
この会場において、Ｚ君の認知度は低くない。来場者もそれをニセモノかどうか見分けるスキルは身につけている人が大半だ。
何となく「あれ？」と思われるタイミングが分かるような気がしてきたぞ。

音楽シーンにも影響を与えた、デイリーポータルＺ、一角には「視聴コーナー」も設けられていた。
    視聴コーナー
    タワレコから借りてきました(嘘)。
ＣＤもご自由にお持ちください、との事だが15時の時点で、まだ余っていた。
    ご自由にDOUZO
    GOJIYU-NI DO-ZO ?
おそらく、英語だけの表記がマズかったのではないだろうか。
あまりにも減っていなかったので、最初、持っていくのを躊躇してしまった。


企画で作られた、様々なグッズも、その実物が展示されており、多くの人で賑わっていた。
    タレで
    見方によっては、不完全な肉食恐竜の骨格標本に見えなくもない。
目立つ「タレで」の印の下で、こんなにグッズが公開されいる。
    ガラクタ？
    確かに、ガラクタにしか見えんよなぁ。
元ネタを知らない人が見れば「単なるガラクタ」にしか見えないところがすごい。
ただ、本当のガラクタは「タレで」の裏側に展示されていた。
    失敗企画の館
    「まぁ、あっしも、若い頃は無茶やりまして」
もしかしたら、自分のＴシャツも、こっち側じゃないかと心配になってきて、妙に「失敗企画の館」に同情してみたりして。
微妙にライトの当たらない場所が、ちょっと寂しげに感じた。

即売コーナーもある。
ライターの方々の本やＴシャツを売っているのが、こちらのコーナー。
青いブースの横は、商品倉庫だ。
    商品カウンター
    あ、あの帽子をかぶったヒゲの人は！

    Ｔシャツコーナー
    「かっこいいわに」のＴシャツを買いました。
愛知万博開催中だから、支払いが外貨でもＯＫという訳ではない。もちろん、つり銭が足りなくなった訳でもない。
    価格表
    みなさん、日本円で支払っていた様子です。
ところで、上の２枚の写真、店員さんが記念撮影に興じて店をほったらかしにしている、と思われるかもしれないが、基本的には皆でフェスタなので、何でもありあり。
レジを売っている人も純粋な店員さんではない。
    価格表
    「ふだんはHTMLをかいている人がレジやっているので」
記念写真とか撮影していて、遊んでいるように見えるが、商品に人が近づくと、ものすごい親切な店員モードに切り替わる。
無愛想な店に２〜３人派遣したいくらいの明るさだ。
ちなみに、「店員をしているのが嬉しくって仕方がない」という笑顔で接客されていたのが、ライターの古賀さんだろうか。
見ているこちらも嬉しくなってしまった。


＠nifty BB フェスタ、という事で、何もデイリーポータルＺのお祭りではない。
    BBフェスタ
    ＠niftyのサービスって色々あるなぁ
@niftyの様々なコンテンツ、サービスに関する展示、実演が行われており、色々な分からない点など専門のスタッフに気軽に聞くことの出来る場となっている。
さすがに、デイリーポータルＺ側とは人の密度が異なるが、こちらの方は真剣に聞き入っている人も少なくない様子。
ちなみに、一番面白かったのか、こちらの彼。
    ゲーマー
    「おら、いけぇえええ！」という声も上げず、静かに上がる高得点
空き時間に展示されているゲームをデモ代わりにプレイしていたのだが、なかなか見事な腕前なので、それに惹かれて人が集まってくるという良い宣伝になっていた。
もし、これが「仕事中に公然とゲームしてただろう」という証拠写真になるようならば、彼の宣伝効果は絶大だったと、彼の上司に伝えて頂きたい。

パソコンが家庭に浸透してきて、子供がパソコンを使うのが当たり前になりつつあるのかもしれない。
「キッズ＠nifty」というコーナーでは、子供向けの様々なコンテンツが用意されている。
    お子様向け
    ＴＶキャラクターに頼っていないところに好感
パソコンゲームじゃないのか？と、拒否反応をする必要はない。パソコンを使って塗り絵やペーパークラフトを印刷したりして遊んでいるのだ。
もちろん、画面上でも塗り絵は出来るようだが、まだまだ小さいお子さんは、クレヨンの方がお気に入りの様子。
いかにも「私、子供好きです！」という説明員さんとお話をしつつ、眺める子供たちの作品。
    美術館
    大人の人が塗ったモノも混じっていたけど…大人＜子供
デジタルであって、デジタルでない。
壁一面が、ちょっとしたシュールな美術館のようだった。


さて、そろそろ、一休み。
    飲むんだったら
    香り香る。ダバダ〜ダバダ〜♪（←違う銘柄だ）
ドリンク券で一服。やっぱりコレだねぇ。
    オレンジ
    氷までかじってみました。ｇ
って、選んだのはオレンジジュース。
Ｚ君ばかり見てたら、こいつが無意識のうちにこいつを頼んでしまった訳だ。
飲み干して、ふっと気を抜いた時に、気がつくと「怪訝オーラ」。
何か言いたげで、でも言えずに固まっている一瞬の反応が何か嬉しいぞ。
「ちょっと、アレ」と、ヒソヒソ話しているであろう様子を見ると、余計に面白く感じる。
怪訝な表情が、だんだんと快感になってきたのだが、あの鎧を着て歩き回っていた法師丸さんも、こんな気持ちだったのだろうか。


（一休みしたら、後半へ）