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偶然にヒーローと遭遇 〜豊田市・ジャスコ高橋店〜


2010/11/28
mizuno-ami
    「午後3時より、本館屋上駐車場にて、仮面ライダーOOO(オーズ)ショーを開催します」
偶然、店内の1階に居て放送を耳にした3秒後には、屋上駐車場に向けて歩き出していた。
会場に到達すると、さすがに田舎のジャスコ(小)の駐車場、チープな会場らしき場所があるだけだが、実は、子供の頃から数えても、こういうヒーローショーに行ったことがなかったので、手放しで嬉しかったりする。
司会のお姉さんの説明と掛け声も、「おお!テレビで見た通りやん!」と感動するとは、何と安い大人か(笑)
しかし、化け物(ヤミーと言います。人の欲望を喰って成長する、という設定です)に続いて登場した仮面ライダー、ちょっとカッコいいぞ。
    仮面ライダー登場
どうも、色のパーツに蛍光成分が使われているらしく、若干、曇り空だったことも手伝って、異常に鮮やかに見える。
確か、デ○ズニーランドも蛍光塗料をふんだんに使っているという話を聞くが、その鮮やかなボディが繰り広げるアクション。
戦いながらポーズまで取る始末。『仮面ライダー・ポーズ』か。
    仮面ライダー・ポーズ
    仮面ライダー・ポーズ
しかし、戦っているうちに、ヤミーの様子がおかしい事に気付く仮面ライダー。
どういう欲望で成長したのか問いただしてみると、何と、
    『友達が欲しい!1人は嫌だ〜!』
    友達が欲しい!
などと言いはじめる始末。
うーむ、これは「みんな仲良し」が仮面ライダーにまで進出したのか!?
ここは、ハートキャッチ・プリキュアショーじゃないぞ、と思っていると、ステージでは、仮面ライダー側の提案であっち向いてホイ、を始めたではないか。
まぁ、怪人ごときがルールを知っているわけじゃないので、トンチンカンな事をしてしまう訳だが、その度ごとに、仮面ライダーに叱られて、怪人が謝る、という子供が見たらトラウマになりそうなシーンが展開されている。
    叱られるヤミー
でも、子供向けに、あっち向いてホイを選んだのは正解なのか、こんな茶番でも、子供たちは食い入るように見ている。
    観衆
ただ、それなりに仲良くなったところでオシマイ、という訳ではなく、キチンとシナリオが出来ていて、
    ヤミーは、人の欲望で育つ
       ↓
    このヤミーは友達が欲しい
       ↓
    仮面ライダーが友達になってくれた
       ↓
    仮面ライダーがヤミーの欲望を満たした
       ↓
    人の欲望は限りなく膨らむ(テレビも大抵、このパターン)
       ↓
    ヤミー、さらに友達を求めて大騒ぎ
という事で、再び、パワーアップして、さらに強くなったヤミー。
パワーアップついでに「お前なんか友達じゃない、もっと、たくさんの友達が欲しい」と騒ぎ出すヤミーに仮面ライダーはガッカリ。
いや、まぁ、強力になったので負けそうになったわけですが、今度は、『仮面ライダーorz』か!
    仮面ライダーorz
    仮面ライダー・orz
とは言え、仮面ライダーがそう簡単に負けるわけがなく、仮面ライダーは別の姿に変身をして対応。
この仮面ライダー、変身する際は、ベルトに3枚のメダルをセットして変身するが、メダルに描かれた動物によって、その姿が変わる設定になっている。 今まで登場していたのが、タカ・トラ・バッタの組み合わせ(通称、タトバコンボ)だが、メダルを1枚交換してタカ・トラ・チーター(タカトラーターコンボ)に変身!
    タカ・トラ・チーター
    タカ・トラ・チーター
えっと、良く見てみよう。
足の色が違う事に気付くだろう。これで、仮面ライダーは、チーターのスピードを手に入れて、超俊足で移動する事が出来る訳だ。
もちろん、変身できるわけじゃないので、後ろのテントに入り、別方向から、変身後の人が出てくる、という方法で「入れ替わって」いたけどね。

さあ、スピードアップして戦闘シーンだ!
そんな事を言っても、テレビじゃないんだから、特殊効果が使えるわけじゃないので、チーターの俊足を手に入れても、ショーのステージでは、その動きが大きく変わるわけじゃない。
    タカ・トラ・チーター
「全然、速くないよ」と、子供らが疑問を抱く前に、やっぱり最初のタトバコンボに、剣(メタジャリバー)を装備して登場。
    メタジャリバー
でも、バックに流れる効果音があるからまだしも、やっぱりテレビのように白煙や火花が出るわけじゃないので迫力に欠ける。
これ、プロ野球を野球場に見に行ったら、家でテレビを見ていたほうが興奮するんじゃないか、という感じか。
何にせよ、とどめを刺してポーズを決めて戦闘は終了。
    決め!
結局は勧善懲悪だが、友達を欲しがった怪人に対し、じゃあ、友達になろう、って言った仮面ライダーがとどめを刺すとは、何かシュールだ。
    ポーズ
さて、再び、お姉さん登場。
    お姉さん
何でこんな寒いところでミニスカなのか、ついでに風が吹いて、スカートの中身が見えまくりだったが、普通にショートパンツを履いているので、むしろミニスカがあざとく見える。
見えそうで見えない、そこが良いんじゃないか!中身が見えないからこそ、ギリギリであるからこそ美しいんだよ!って何言ってんだオレは。

ステージの後は、握手会だそうで、お姉さんから一通り説明があった後、民族大移動が始まった。
    民族大移動
気付けば、ミニスカ姿が寒いと思えるほど、冷たい風が吹いている屋上で30分近く眺めていた事になる。うーむ、ヒーローショー、恐ろしい。
    厚着と薄着
どう見ても、
    「あなたは厚着をしているから良いですよね」
    「何言っているんですか、お姉さんは化粧が(以下略)」
というアテレコを入れたいようなシーンもあったが、色々と微妙な事が多いんだな、ヒーローショーってのは。一種、独特の雰囲気がある。

さすがに、子連れの列に並んで握手するまではしなかったので、遠くから、腰の低い仮面ライダーの様子を眺めながら会場を後にした。
    仮面ライダー・ペコペコバッタコンボ
    ペコペコバッタコンボだな
会場の一角で「オーズにんぎょう たくさんあります」とプラカードを抱えていたのはおもちゃ屋さんの宣伝だろうか。
    ストライク
個人的には、司会のお姉さんよりも、このサンタコスのお姉さんの方がストライクだ。
本日の好日度:★★★☆☆ 「寒かった」