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秋空のプチ異国情緒 〜愛知・西浦温泉、ホテル「たつき」でランチ〜


2011/10/29
mizuno-ami
「今日の昼は、ホテルにランチに行こう」

はて?何かの聞き違いだろうか?
ホテル?ランチ?
休日の昼飯なら、
    「昼はサッポロ一番でも食べておけば良いわ」
と言うような愚母サマが、一体、いつから、風の噂に聞く『セレ部』に入部されたのか?
とは言え、常識的に考えれば、言い出しっぺが『サイフ』である。特に予定もないので、足を運ぶこととなった。

場所は、愛知県は蒲郡の下の方、西浦温泉の先端の方だそうで、言い出しっぺによれば「248号線をまっすぐ下に行けばいい、行き止まりにある、1時間くらいで行ける」のだそうだ。
ご丁寧に、蛍光ペンでルートが書かれた地図のコピーを助手席で眺めがなら、車は『下』に進む。
相変わらず、岡崎市内は混雑しているが、特に一号線を超えるまでに疲れしまうよ。

しかし、岡崎市街地を越え、豊橋ナンバーが混じる頃になると、運転マナーが目に見えて悪くなった気がする。
しばしば、豊田はじめ、三河ナンバーは云々、と言われるので自覚はしているんだが、普段、トヨタ市内を走っている自分ですらそう思うんだから、よほど酷いんだろう。
まぁ、交通マナーは法律でも良識でもなく、ローカルルールでしかないから、ここで文句を言っていたら、松本市内を走ったら、誰もが自分が今まで『交通マナー』だと思っていたことが、すべて否定されるほどショックを受けるに違いない。
さて、そんな訳で、地図上の目印ポイントが、実際の風景と多少違うことに不安を覚えながら、先に進むと、行き止まった(笑) 明らかに、まだ蒲郡市に入った頃なのに、既に目の前にT字路の交差点がある。もちろん、我々はTの字の『下から上』を向いて走っているので、必然的に、どちらかを選択する必要がある。
ああ、先に言っておくが、カーナビなんて持ってないからね。
狭い日本、迷ったって死にはしないし、迷ったらそれを楽しめばいい。
ただ、ランチが待っているとなれば、そういう訳にも行かず、まさか、夕方頃に到着して、
    「いや、道に迷ってしまいまして。てへへ。」
という訳にもイカンだろう。
そこで、ケータイ電話のナビ機能を使い、現在地の把握を試みる。
進むべきは、右か、左か?
出た答えは、意外にも『戻れ』だ。先ほど横切った通りまで戻って、そこを右折すると「まっすぐ行けばいい」の道に行き着くことが地図から読み解ける。
意外とナビ機能、役に立つぞ、とその能力を見直した頃、正規のルートに到達したが、その頃には、ケータイ電話の画面が白地図を映して、こう告げる。
    これから先のご利用は、会員登録をして下さい。
ケータイ無料ゲームか!

そんなこんなで、本当に後はまっすぐ進み、看板に従っていけば、目的地に到着する。
ただ、驚いたのは、海岸という単語から想像するような平坦さではなく、山を切り崩したような場所に、いくつものホテルが並んでいる印象なのだ。

到着すると、意外に車が多いことに驚いた。
こんなところまでランチに来るような人ってのが、どういう人種か分からないが、意外と多いようだ。
そんな一角に車を止めると、既に、従業員らしき人から「ミズノ様ですか」などと声をかけられ驚く。
まぁ、予約が入れてあるにしろ、ランチ食いに来る奴が、言い出しっぺの予想に反して2時間ほどかけてやってきて、昼ではなく1時頃に到着すれば、『残っている』のはウチらだけだろう(笑)
フロントでタオルなどを貰い、案内を受ける。
どうやら、風呂に入っても良いそうだ。ランチ+お風呂、へぇ、こういうのが流行りなのか。
2階のフロントから地下3階に下がる。
不思議な感じだが、別に地下室の薄暗いところで飯を食うわけでもなさそうだ。
    窓の向こうは海景色
ここでようやく写真が出てきたが、海が見えるお席でお食事を、いわゆる、オーシャンビューって奴だな。
秋晴れの日差しがまぶしく感じられる。
そんな店内、爽やかなイケメン青年に案内されるままについてゆけば、なんと個室ではないか。
そして、もちろん、オーシャンビュー!
    個室からも海
つーか、明るすぎて写ってねぇ、海(笑)
さて、お料理は、こちらとなっております。
    優雅な御弁当
小さな皿がいくつもあって、中々よろしい、という感じか。
左横にはウーロン茶が置いてあるが、帰りのハンドル係なので仕方がない。
ちなみに、我が家のアルコール担当者ども、来る途中の車の中が少々、暑かったが、ビールのために飲み物すら我慢するような連中なので、迷うことなく『生中』が置かれている。
さて、肝心なのは味だ。
とりあえず、食べてみる。
ふむ。
味は悪くない。特別すごいか、と言われれば、ヤラせ臭くなるので言えないが、正直言えば、ランチとしては普通だろうか。
ただ、海が近いので、海のモノが多いが、この手の海鮮モノを、海辺じゃないところで食えば、大抵、何かが生臭く感じるだろう。
でも、青物苦手の私でも大丈夫、というところは感心させられた。
ちなみに、これ2段あるんです。
    優雅な御弁当2段目
下も、海のモノを中心とした小鉢が並ぶ。
こちらも及第点だ。
アルコール担当者どもが駆けつけ1杯目を飲み干した頃、2段目の小鉢が話題になった。
注目されているのは、こいつだ。
    はぜ?
コイツは一体何者なのか?
魚釣りをやる人間なので、大抵の魚の種類は分かるが、それらの知識から照らしてみると、一番、近いのが『ハゼ』という選択肢。
平たくも無く、青くも無く、キスやコチとも違う独特の丸さがあって、淡白な白身魚。
このくらいのサイズというと、ハゼの仲間しか思いつかなかったが、いまだに分からない。
ただ、驚くのは、その淡白さで、魚なのに、全く魚の味がしない、というか、表現難しいな、魚を食べていることは分かるが、魚臭さが微塵も無く、魚らしい味も全然しないんだが、でも、口に入れてみると、やっぱり魚だよね、となる不思議な味。
その場にいた誰もが「味がない」という意味を、様々な言葉で評したが、不味くはないし食べやすいけど、美味いというより別の表現になってしまう。

アルコール担当者どもが2杯のジョッキを空け、そろそろ胃袋の限界を訴え始めた頃、デザートが登場した。
というか、どこまでセットになってんだ?
    ちょこふぉんでゅ
皿の上に、フルーツとスポンジケーキ、小さくカットされたものが、ちんまりと皿に乗せられ、その上に、マシュマロが盛られている。
何か、赤い果実ソースでもかければいいのにと、貧相な印象を受けたが、さにあらん、こいつ、チョコフォンデュだそうで、上のタコツボみたいな奴に、どろどろのチョコレートが入っているではないか。
知識として知ってはいるものの、そんな小洒落たモノ、食ったことがねぇなぁ。
ま、ここは個室だ。近隣で見ず知らずの女子高生に「あのスイーツ食ってるデブのオッサンがさぁ」などと話しているんじゃないかと心配するような妄想に苛まれる事なく、遠慮せずに食える。というか、食ってみた。
意外に美味いな。
甘いもの好きなので、こういうのに抵抗はないんだが、カステラみたいなスポンジケーキの小片に、チョコを塗って食うだけで、こんなに美味くなるものかと、恥ずかしながら初体験で感動する。
後の処理を考えると、ウチじゃ出来ねーよ、と思ったりもするが、だからこそ、美味いのかも知れんな。
とにかく、満足な昼飯には違いがない。
ご馳走様のイメージショットはこちら。
    2杯目
くうぅ。
冷えたビール(2杯目)、美味かったろうなぁ(笑)
ちなみに、オーシャンビュー写真は、どだい、並みのカメラで、その魅力が伝わる訳がないので、せいぜい、この程度の画になってしまう。
    静かな景色
部屋から眺める実物は、もっと広くて静かで、いい感じだ。

さて、フロントで、伝票らしきものの他に、コーヒー券も貰っていた。
サービスなのか何なのか分からないが、とりあえず、喫茶スペースに移動してコーヒーなど頂く。
やはり目の全部が海という風景は見ていて気持ちがいい。
特に、岬の先端だからだろうか、目の前に灯台などがあって、どこかしら、海に来た!という感じだ。
    灯台と海
これ、穏やかな秋の午後だが、台風のような大荒れの時に見ても、趣があるんだろうなぁ。
趣といえば、ホテルの建物自体、それほど新しいとは言えない、というか、むしろ古びている。
テレビで宣伝しているような小奇麗なホテルが、どれほどキレイかは知らないが、この古びた感じに、車の音なんか一切せずに、どこかからか海鳥や波の音が聞こえる風景が重なると、とても、落ち着いてしまう。
ホテルでランチだぁ?と思っていたが、この感じは意外と悪くないぞ。
案内によれば、遠く渥美半島やら鳥羽まで見えることもあるようだが、残念ながら良く分からない。
ただ、三河湾が遠浅だからか、どこかしら静かな景色が広がっている。
遠浅で、浅瀬があるから、その上に、鳥なんかがのんびり止まっているのかな、と思って撮影したのがこちら。
    う
カメラの小さな液晶画面では分からなかったが、帰ってきてから見て、周りに魚らしきものがいっぱいいるようで、驚いた。
    さかなかな?
魚だと思うが、どうだろうか?
さて、古びたソファーに深く座り、コーヒーをすすりながら、遠くを眺める。
そこには、大きな船と火力発電所らしきモノが見える。
    発電所
記憶では、あんな大きな発電所、対岸にあたる渥美半島の先端くらいしか知らないが、何だ、意外と、はっきり見えるじゃないか。
地図で見てみれば、直線距離で20キロくらい。
愛知県内を少し移動した程度で、目の前も愛知県内。
見知らぬところでのんびりしていると、実は、ものすごい遠くに旅したように感じてしまうが、その実、目に入る景色のほとんどが地元だ。
だが、見知った場所で、旅愁を感じる魅力。そういうのも悪くない。
帰り際、フロントで聞いてみれば、『お値打ち、お立寄り昼食プラン』というモノだそうで、1日限定20名様、『優雅なお弁当』にデザート、コーヒー、入浴付きで2,500円だそうだ(とパンフレットには書いてある)
後から知るのも何だが、0泊1食の客室を使ったプラン「6,300円より」と比べれば、結構、リーズナブルだろう。
まぁ、サイフは自分ではないが、帰りの岡崎市内の混雑の中、アルコール担当者どもの寝息を聞きながら、ハンドルを握る対価としては如何だろうか?
いや、まぁ、アルコールレベルが最弱の人間がハンドルを握るのが正しい選択だろう。
良いお昼でございました。



さて、帰り道。
西浦温泉あたりを過ぎた頃から、前の車が遅くて、イライラしている前方のプリウス。
片側1車線、黄色い中央ラインのところを、前に出ようとして右にふくらみながら走っているのを見ると、こっちがイライラする。
前の車にギリギリまで寄せて、そんなにしてまで急ぐ理由があるのか、問うて見たいが、結局、信号で右折レーンから抜いていきやがった。
何だか、いわゆる見た目が「DQN車」じゃないのに、運転のマナーが悪い車種の中で、プリウスってダントツな気がするなぁ。
程度の低い奴が、会社のノルマのために買わされてるとかあるんじゃないのか?
ホント、これだから豊橋ナンバーは、とか思っていたら、思いっきり『豊田』ナンバーだったよ。42●5のプリウスのクソ野郎、便宜上、1文字だけ伏字にしておくが、せっかくの心地よい昼食気分を返せよ。
本日の好日度:★★☆☆☆
「良いお昼でしたが、バカのせいで★4つ減らしました。バカに免許を与えない方が良いよ。」