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松本かえるまつり2006 〜松本市〜

    かえるグッズ その2
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 何とか天気も持ちそうだが、昨日よりは厚めの雲が空を覆っている。
しかし、そんな空を眺める「瑠璃房がらすけ」さんのガラス製のカエルの表情は「うん、大丈夫ケロ」とでも言っているかのよう。
    がらすけさん
    ■「うん、大丈夫ケロ」
では、そんな2日目のかえるグッズの紹介をしてみたいと思う。

ガラスと言えば、公式グッズの1つにグラスがある。
サンドブラスト作家の高津さんによる手作りグラスは「段彫り」という技術を使って仕上げられている逸品だ。
実際に手にとって見ると分かるのだが、「カワイイ」と「スゴイ」が入り混じった感想を述べられるグッズはそうそう見当たらない。
    サンドブラスト
    ■「カワイイ」と「スゴイ」が入り混じったグラス。
この手の「割れモノ」は、あまり人込みの中でお土産として買うのを躊躇ってしまいがちだが、買っておかないと後から「しまった!」と思うグッズなのかもしれない。
しまった!と思っている人間が言うのだから間違いはないだろう。

カエルのイラストを描くのは難しくない。
それっぽい形状のモノを「緑色」に塗れば、不思議なくらいにカエルに見える。
しかし、その逆の状態、ありえない配色をしていてもカエルに見えるグッズも多く存在する。
    ピンクなカエル
    ■今にも動き出しそうな迫力。夜中にこっそり動いているかも。
ドドーン、と登場した凛々しい顔のカエルくん。
その性別は不詳だが、このピンクの色にしてカエルだと認識させるのに十分な造型は感動に値する。
ただ、カエルを模しているだけではない。
    ガマグチブラザーズ
    ■「なぁ、兄弟。今日もガマ口か?」「ああ、思った以上にガマ口だぜ、兄弟。」
ガマ口を装備したカエルグッズ。ガマグチブラザーズの口の中には何が入るのか。
そして、カエルの子はカエル。
もしかしたら前世はナマズではないかと思われるオタマジャクシの口元は、親譲りの細工が施されている。
    安心してね
    ■「私、これでも口は堅いほうよ」
彼らは、古布で作られているというが、これぞまさに「ヨミガエル」と駄洒落を言いたくなる。
    リサイクル
    ■古布で作られたカエルさんたち。
そして、この愛らしいカエルの作者MeYouさんはもっと愛らしいお方。まさに、カエルの子はカエルと言ったところだろうか。
ひとまず、Webショップ(http://meyou-meyou.com/)の方は、現時点では準備中。注目して待とう。
    eye catch
    ■『さぁ、次行ってみようケロ』
かえるまつりで見かけるお店は、MeYouさんのように素材にこだわって独自の世界観を出したり、かえる屋ケロリン堂さんのようにオリジナルキャラクターを使った世界を展開したりと、いわゆる「かえる作家」さんのお店と呼ぶべき分類がある一方で、もう、カエルなら何でもあり、というお店も多く存在する。
    カエル雑貨
    ■カエル雑貨のお店は、「カエル」とつけば何でも買えるお店…駄洒落でゴメン。
カエルの雑貨店とも言うべき種類のお店、カエルなら何でも欲しい、という人にとっては天国のような場所。いや、懐具合を考えると地獄のような場合もあるだろう。
    カエルジョウロ
    ■カエルジョウロ。大型なので何回も水を汲まなくても済む実用的なグッズ。
    カエルマット
    ■カエルマット。本物のカエルだったら困るけど、このマットなら…いや、可愛すぎて踏めないかも
中には、このような一升瓶まであるようだが、周囲に写っているオタマジャクシが酔いつぶれているように見えて微笑ましい。
    アルコール
    ■「もう飲めないケロ〜」「ボクたちまだ未成年ケロ〜」「カエルには法律はないケロ〜」
    グッタリ
    ■「大人だって酔いつぶれてるケロ〜」「ぼ、ぼくわ、酔ってなんかぁ、いますぇんよぉ〜グエロゲロ」
カエルという生物はその姿をデフォルメしなくても、十分に愛らしい。
そういった愛らしさを、あくまでもリアルに描く商品もある。
    虫へんに土土
    ■リアルに漢字で「蛙」
    前掛け
    ■カエルの前掛けもあります。渋い!
コミカルな感じでもあるが、基本となるのはリアルなカエルの姿。
描かれているカエル、実際は白1色だけを使ったものであるのに、なぜかしら微妙な柔らかさを感じるのは、そのタッチのためだろうか。
力強く、また、優しい線に囲まれたカエル。カワイイ系のキャラクターとは違った魅力を秘めていて奥深い。

    ケロ列
    ■『なるほど、なるほど』
カエルの魅力と言えば色々あるが、その飛び出した目玉は、カエルグッズの魔力が宿っていると言っても過言ではない。
バーナーによって仕上げたガラスのカエルは、坂田彩さんの作品だが、これらの小さなカエルたち、それぞれに表情があることに驚かされる。
    ガラスのカエル
    ■「よぉ、だんな。今日はご機嫌どうだい?」
そんなカエルグッズたちに魔力を感じるのは、並んでいる彼らの中で「ふと、目が合う」時であろう。
特に人間は、その進化の過程において、相手の表情と言うものをコミュニケーションの道具として身につけた訳だが、そのため「顔」に対する反応は他の動物よりも優れているという。
    (・_・)
このようなカッコや点を組み合わせた記号ですら表情として認識できる辺りが、その事を裏付けている。
いわんや、目の前に並んでいるカエルたち。
「目が合ってしまう」と、瞬間的に何かを感じ、そして、大抵の場合、人は財布に手を伸ばす。「この子を下さい」と言うために。
    シュウダン
    ■「ねぇ、ボクを連れてってケロ」
目は口ほどにモノを言う、という諺の正当性まで教えてくれるような坂田さんの作品、そんな中で心惹かれたのは、こちらの小さな花瓶(?)
    ふしぎちゃん
    ■邪視も日本だと「不思議ちゃん系」になるかもしれない
中東あたりの邪視信仰にも通じるような神秘さに惹かれ、買ってこなかったことを後悔している一品だ。

ふと、ずらりと並んでいた「ふしぎこうぼう」の平田さんの事を思い出したので、足を運んでみたが、既に多くの子たちが引き取られていった店頭。
    平田さん
    ■カエルが売れちゃったので、他のものも並べてみました。
おそらく「目が合った」ことで次々と引き取られていったのであろう。
一見すると、皆が同じ方向を向いているだけに感じるのだが、実際にこの中で1〜2匹とは確実に「目が合う」という不思議。
商品の陳列においては多くの技を蓄積しているMary'sチョコの社長さんに、このカエルの目玉の話を教えて差し上げたいところだ。

難しい話は抜きにして、可愛らしいカエルグッズも並べておこう。
    どんじゃらほい
    ■「森の木陰でドンジャラホイ」「木陰ないじゃん」
微妙に「君は違うだろう」というカエルの境界線ギリギリの生物も混じっているが、集団の力なのか。全体的にカワイイと思う。
中央で微笑みを振りまいている子はもちろん、右上の看板に隠れてこちらを見ている子に萌え萌えな人も居るだろう。
また、萌え萌えと言えば、このカエルちゃんは見逃せない。
    むぎちゃん
    ■「可愛いでしょ?でも、食器洗いには使わないでケロ」
表情の可愛さだけでなく「麦わら」を使った温かみのあるボディ。よく出来たテディベアに通じるものがある。
    萌えケロ
    ■「可愛いって?ボウヤ、私に萌え萌え?ケロケロケロ」
ガラスやら布やら麦わらまで、色々な素材で作られるカエルグッズ。
そんな中、異色なのか正道なのか、このようなグッズも見かけることが出来た。
    革
    ■カエルの「革」、一匹分ナリ
カエルの革。
ひえぇ、そんなものがあるのかと思っていたが、話を聞いてみると、どうやら、高級婦人靴のちょっとしたアクセントによく使われるらしい。
カエルグッズの中でも、カエルを模したものではなく、カエルを使ったものは初めて見かけたような気がするが、例えてみれば、愛鳥週間のイベントで鶏のカラアゲを売っているようなものか。
いや、悪いと言う意味ではなく、どちらもカエルを愛すればこそ。鳥は好きだけど、鳥カラも好きだ。
ついつい、左手に写っているブレスレットなどを買い込んだが、なるほど高級革製品のアクセントだ、と思わせる質感を感じる。
    革です
    ■「カ、カエルの皮っすか!?」「革だよ」
色々な素材、色々な趣向で軒を並べるカエルのお店。
売っている方もカエル好きならば、そこに集まるお客さんもまたカエル好き。
こんなカエルの売買で一日中賑わいを見せているのが、かえるまつりの醍醐味だ。
全てのお店を紹介できなかった事をとても残念に思うが、その辺りはご勘弁願いたい。
    ぼくらとか?
    ■「ボクたちとか?」



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