2020年02月 一覧
「要請するのが精一杯」という状況への不安

2020年02月28日(金)

●小・中学校などへの休校要請が出た。なかなか、大きな決断だと思うが、大阪市が先に出してしまった以上、「ウチはどうするんだ」という声が出るのは必至で、言い方は悪いが、政府が出すのも仕方のない話だろう。『要請』であって『命令』でないのは、現状の精一杯だと思いつつ、もっと致命的な有事の際、きちんと動けるかどうか不安は残る。ただ、さすがに急に「学校が休みになる」となれば混乱は避けられない。そもそも、学校に子供が預けられている前提で働きに出ている人もあるんだから当然といえば当然。その辺りの判断も各自治体に委ねられているのが『要請』の限界だが、とりあえず、豊田市では、今朝は通常登校となっているものの、他の市町村では今日から休校というところもある。ただ、「休校」が先走っているので勘違いしがちだが、大阪市の場合、授業がないだけで、要望があれば低学年を中心に学校で預かることも検討しているという。子供は休みだが教師や事務員は休みじゃないので、学校そのものは休みじゃないか。とりあえず、最優先が感染拡大の阻止なのと、それ必要な行動を正確に判断できるほどウイルス自体が分かっていないので、結局、『仕方がないがやるしかない』が最良の選択だろう。厄介なウイルスだな。●WHO「世界は今回の件で中国に借りが出来た。彼らは人を生かす方法を知っている」、世界単位の大きな組織のようだが、看板が大きいだけで中身はむしろ田舎臭いんだなぁ、という感じ。いや、これらの大きな枠組みも、戦勝国基準だったり、一部の利益のために存在しているだけなので、今更感はある。だいたい、コウモリ食ってた小汚い連中こそ、世界に借りを作ったんじゃないかと思うが如何か。●と思えば、豊田市内の小学校も休みになるそうだ。3月2日から春休みまで。そうなると実質、1ヶ月以上の休みになるが、そこまで必要だったのかという話。『当面15日を目処』にしながら、1週間単位で様子を見ながら発表しても良かったんじゃないかと思うが如何か。これだけの騒ぎ、学校が休みになるだけでも未知の経験のようだが、震災した地域は、こういう感じだったのだろうか。この騒ぎを天災と見るか人災と見るか判断は分かれるが、どちらにしても、我々が認識している日常も、たまたま何も起きていない結果であり、何らかの形で保障される物ではないことがよく分かる。台風なんぞで学校が休みになった経験はあるが、こういう事態で、急に学校が休みになり、下手すりゃ、次に合うのが中学校でという状況は想像出来ないなぁ。★☆★
新型コロナ「え?ワイが悪いんですか?」

2020年02月26日(水)

●『愛知の旅館が経営破綻 新型肺炎で初、中国人客減』、蒲郡市の旅館「冨士見荘」は、中国からの団体ツアー客の受け入れに注力してきたが、キャンセルが相次いだため破産申請するに至ったという。あれだけ中国人が溢れていた観光地がガラガラらしいが、その影響が出た感じか。いや、そんな急に傾くのは微妙で、元々自転車操業状態だったところに、この状況が直撃したのか、もしくは、良い言い訳になったのか、と勘ぐってしまう。まぁ、多かれ少なかれインバウンドを掲げて中国人観光客への歓迎ムードに溢れているが、要は、リピーター客の心をつかんで離さないような工夫もせず、安易にカネを落とすヤツに顔を向けた商売をしていただけのこと。それが悪いとは言わないが、何かあった時にどうしようもないのは、これが証明している。●いろいろな自粛がある中で音楽ライブはその1つ。その中で面白い記事を見かけた。『田村ゆかり、新型コロナの影響でライブ中の“コール禁止”を決定』だそうで、要は観客からの掛け声的なものの発展系だろう。声を飛ばすことで飛沫が飛ぶというリスクを軽減する意味合いがある。当然、ライブ会場に足を運んだ客にとって、そのコールで一体感を得るという目的があるから反発も予想されるが、予想に反しSNS上では「初めてクリアにゆかりんの歌が聴けるのが楽しみ」「ゆかりんの歌声がストレートに聴けるのだから貴重なライブにもなりそう」との前向きな反応が多いという。こういうのを民度と言うか何というか。マスクを巡って乱闘騒ぎになった薬局もあるというのに、よっぽど、オタクを見習うべきじゃないか。ちなみに、この田村ゆかりという人、ファンは『王国民』だそうで、この辺りがタダのファンと王国民の統制の違いだろう。これくらいの余裕は欲しいところだ。★☆★
民間企業と公社の違いだねぇ

2020年02月25日(火)

●新型コロナウイルスの影響で、名古屋高速の料金所が一部閉鎖された。驚くような事態だが、状況は微妙なところ。料金徴収業務を委託されている会社の事務員(60代)に感染が確認され、その職員と濃厚接触した可能性のある52人が自宅待機、そのため、人手不足となり一部の料金所が閉鎖された。今朝から、ETCによる通行は可能となっているが、待機期間を考慮し約2週間はこの状態だそうで、コロナによる閉鎖といって過言ではなかろう。この状態でETCの付いていないクルマが紛れ込んだらどうなるのか、その辺りは分からないが、随分と思い切った形での閉鎖だな。ただ、この職員がどういう形で感染したのか分からないが、何らかの接触、接点があっての結果だろう。政府も「不要不急の外出を避けて」「飲み会とか出来るだけ開くな」とか言っているが、一言の満員電車について触れていないのがイヤラシイ。確かに、出社は不要不急の外出に当たらないかも知れないが、ウイルスがそんな事情に配慮してくれる訳でもない。多くのカイシャインが、目の前のハイリスクな感染源を見て見ぬフリをしている現実がここにある。●そんな中、『26~27℃のお湯を飲めばコロナウィルスが死ぬ』なんて情報が流れ始めている。家人にもメールが届いたが、おそらく、元々の記事を読んだバカが『良かれ』と思って流しているんだろう。世の中、善意を否定するのは良くないと言われるが、それは直接の相手があっての話。誰だか分からんけど「良いことをしたワタシ」という満足感を得られるだけのものは善意ではなく自己満足、流したのは情報ではなくデマでしかない。だいたい、26℃の湯で死ぬなら人間の体内に入った時点で死滅するので、感染が広まることもなかろうに。一方で『アオサ』に効果があると騒いでいる一派もある。元の記事は『海藻の「あおさ」にヒトコロナウイルス増殖抑制効果を確認 ─新型コロナウイルスでの効果にも期待』という中部大学の記事だが、それを読むと、『今後、新型コロナウイルスの性質を調査中の医療機関と協力し、ラムナン硫酸の効果を検討したいと考えている』とあり、新型コロナウイルスに対して効果があるかどうか分からない上に、そもそも、コロナウイルスでの実験は出来ないためインフルエンザウイルスを代わりに使っている始末。中部大学という時点で地元的にはアレだが、ろくに記事も読まず信用する人には十分な中身。慌ててアオサを買い占める必要もない。★☆★
嘘つきの特徴

2020年02月21日(金)

●兵庫県で無免許でミニバイクを運転していたオバちゃん(54)が、信号無視で逮捕された。調べに対し「今まで一度も運転免許を取ったことがない。乗ったのは今日が初めて」と言っているらしい。真偽を確かめずに断定するのはヨロシクないが、勝手な想像で言えば、嘘っぱちだろ、これ。だいたい、免許を持っていないようなヤツがこっそり乗るなら、もっと大人しく、端的に言えば、目立ってバレないようにするだろうに、こんな信号無視みたいな目立つことするとは思えない。よもや、原付きに免許が必要だなんて知らなかった、と言い垂れるなら別だが、それはそれで問題だろう。ミニバイク自体は娘の名義だったようで、だったら、免許を持ってもいないヤツが運転できるように放置していたことで、そちらの責任を問えばいい。そうすれば、すぐにウソがバレるだろう。ウソ言えば、『「レクサス」はなぜ暴走したのか――元特捜検察のエースvs.トヨタ 真っ向から対立する言い分』、文春オンラインの記事。『天地神明に誓ってアクセルペダルを踏んでいない』だそうで、だったら、まず、天地神明とやらの存在を証明して欲しいところ。存在が不明確なモノに誓われても説得力はない。●「不要不急の集まりを避けて」、政府の要請に戸惑っている声が多い。いや、そうは言っても、周囲では飲み会が中止になったとか、職場でも上級職何人以上は集まらないようにとか、色々と自主的な動きが見られており、あえて線引を求める必要もなかろう。だいたい、下手に線引きすれば、後から「政府が大丈夫だと言ったのに罹患した、アベガー」と騒いだりするアホが出てくるんだから、ムダでしか無い。だいたい、効果的かどうか考えれば、そこらの飲み会が中止されるより満員電車の方が問題じゃないのか?不要不急の理由などウイルスさんが配慮してくる訳じゃないから、あれこそ濃厚接触の場じゃないか。もちろん、経済活動が停滞すると、それはそれで問題だが、マスクをせずに咳をするだけでアホが地下鉄止めるようなご時世、もう少し配慮しても良かろう。●『京都でまわりくどく嫌味な言い方する人なんて全体の1割以下なので、地元民としてはそんな人を取り上げて京都をdisるのは本当にやめていただきたい。ストレートに性格が悪い残り9割の京都民に失礼です。』、面白いツイートだったので残しとこ(笑)。★☆★
常に被写体

2020年02月20日(木)

●もはや、魔女狩りのようですな。福岡市の地下鉄で非常通報ボタンが押され一時停止した。その理由が「咳をしているのに、マスクをしていない人がいる」とかで、気持ちは分からなくもないが、その行動は何とも言い難いもの。『ホームに降りた2人は和解』と報じられているが、正確には『降ろされた』だろう。迷惑なのは乗り合わせた乗客か。ただ、その時の映像がそのまま残っており、それがテレビのニュースなどで使われている状況。おそらく、乗り合わせた乗客がスマホのカメラで映したのだろう。あおり運転の助手席ババアじゃないが、いや、自分も人のことは言えないが、とりあえず撮影、ってのが結構、多いご時世だと実感する。『人の目を気にして』という話が拡大し『その時の映像』まで残っている可能性があるんだから、悪いことは出来ない世の中だと言えよう。●とまぁ、仕組み的にはそうなんだけど、人間、そうそう簡単に変わるものではない。『飲食店で「服汚れた」言いがかりで現金詐取』、逮捕された無職は100件以上はやったなどと話しているらしい。発覚したのは、とある店での出来事。いつものように「テーブルが汚れていたのでズボンが汚れた」とチョコレートで汚れたズボンを見せたらしいが、その店に、チョコレートを使ったメニューはなく、防犯カメラに自分で付けている様子が映っていたと。バカはどこかが足りないというが、それ以上に、こんなクズに対して100件以上もカネを払って済ませてきた店があると思うと、それはそれでどうかと思う。「お客様は神様」が浸透しており、自分が客だったら、そう扱われて然りと思っている面もあるので、それほど強くは言えないが、やっぱり、貧乏神や疫病神も混じっている訳だから、店は毅然とした態度をとるべきだろう。「ウチはお客様第一で」とか言っていても、そういう不正を金銭で解決しているのは、裏を返せば、客が支払った代金をクズに間接的に手渡しているだけのこと。それが、自分たちの「お客様第一」に該当するなら、それも良かろうが。●大阪都構想の中で「北区」や「中央区」が誕生するらしいが、『東京都の北区と中央区が「混同される恐れがある」として、大阪府・市に名称の再考を求めている』らしい。訳がわからない。何か、首都東京の中央区で働くワタシたちみたいなプライドがあるんだろうか?時代錯誤な価値観だと思うが、裏を返せば、そんな価値観にでもすがらなきゃ維持できないバカ役人の貧相な発想としか言いようがない。『北区は「基礎自治体としての北区は東京だけにしかない」とし、中央区も「70年間、中央区としてやってきて、銀座などのブランドが築かれてきた。避けてほしい」としている』と記事にはあるが、頭の悪い京都人みたいな言い草で笑うしか無い。★☆★
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