2020年08月24日 記事
バカを助長するレジャー産業

2020年08月24日(月)

●先日、知多半島の豊浜に行ってきた。久しぶりの海釣り。休みをとって行ったが、平日の割に人がそこそこいて、人気の高さが伺える。この界隈、海釣り専用の桟橋が設けられており、比較的安全に遊べるのも人気なのだろう。加えて、広い駐車場が隣接していたり、トイレが近くにあったりと、家族連れでも安心なのが良い。ただ、この時期の魚はまだ小さく、これから秋、冬に向けて育っていくが、普段は外道として釣っても逃してくるメゴチが立派で美味そうだったので持ち帰って天ぷらにした。ヌメリを取るのに手間取ったものの、その味はかなり美味、さすがに旬だと思った。次回はアジフライを狙う予定。●一方で、マナーが悪いのも目立つ。ゴミを捨てていく奴が多いのだ。ペットボトルや吸い殻をポイ捨てするんじゃなくて、ゴミが詰まったレジ袋をそのまま放置していくバカがいくらでもある。おそらく、数日前に清掃活動をしたであろうと見受けられたが、それでも、目に入る範囲でいくらでもゴミ袋が置いている始末。丸めた鼻紙1つとて、そこらに放り捨てるなんて出来ない身からすると、レジ袋1個まるごと捨てられるなんて、人として理解が出来ない。どういう了見か知らないがクズであるのは間違いがないが、この手のゴミ問題、ここだけの話じゃなかろう。ネット上では、しばしばボランティアによるゴミ拾い活動があるが、そういうった人々が出てキレイしたところを見て「これは汚してはダメだな」などと恥じ入るような良心を持ち合わせた人は少ない。良心だの良識は、すでに二分化しており、言わなくても通じる層と、何回言っても聞き入れない層しかなく、中間にある『何度か教えればどうにかなる層』など、すでに絶滅しているのだ。だが、ボランティアの皆さんは「いつかは」を信じて活動するが、下層のバカからみれば「ゴミを片付けるお人好し」くらいにしか思っていない。もはや、『個人のキモチ』が優先されて当たり前、という勘違いしたバカは止められないので、この先、この手の利用者のモラルに頼った娯楽施設はますます減るだろう。●『日本人の良識』が通用しない層が増えているなんて、皆、気付いていることだが、頑なに認めようとしない人ばかり。それを認めると、自分が信じていた砂上の良識が崩れるからだ。ただ、バカは死ななきゃ治らない、という言葉が死なないように、残念ながら事実でもある。この先、豊浜のような施設は『海釣り公園』として、利用と駐車場を有料にした施設に転身し、きちんと管理するか、バカを受け入れ、お人好しにゴミ拾いをさせ続けるか選択すべきではないか。だいたい、国だって「バカばかりだからレジ袋有料にしてやった」って国民を信用してないじゃないか。分かる人には分かる話だが、客の自由に任せる『魚ひろば』方式と、客を楽しませつつ囲い込む『魚太郎』方式の違いに通じるものがある。★☆★
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