ハイテク五輪
2021年08月19日(木)
●『テレビ朝日は19日、ワイヤレスイヤホンを盗んだとして、窃盗などの疑いで同社社員が警視庁に逮捕されたと発表した。』、28歳の社員らしいが、そこらの無職なら分からなくもないが、わざわざ、住居に侵入して、それだけを盗みますかねぇ、といったところ。逮捕容疑はイヤホンだが、これから余罪がゴロゴロ出てくるパターンだろうか。客観的邪推に基づけば、それが目的じゃないとしか思えないけど、自分たちの説明責任は果たさないのがマスコミなので、「社員がドロボウしました。ごめんなさい」くらいで済ますんだろう。どこかのスカタンのように「取材です」とか言っときゃ良かったのに。良くないけど。●非国民なので、オリンピックもパラリンピックもさほど興味はなかったが、昨日、NHKのパラリンピック番組を見て、少し考えが変わった。選手たちが使っている義手、義足の類。ああいったものは、欠損した部分を補うものとして『取り付けられ』、後は、選手の努力で使いこなすものだと思っていたが、最近は、ソフトウェアを使ってコントロールし、最良の動作ができるよう調整できるようになっているという。競技という視点では、プログラム次第で有利不利という話にもなるが、一般的な話にすれば、訓練しなければ使えなかった義手義足が、ソフトウェアで制御することで、誰にでも平易に扱えるようになる可能性が見えてくる。簡単な例だと、セグウェイという乗り物を考えてみればいい。あれ、大八車を半分にして立てたような形をしており、仮にそれを乗りこなせと言われれば、相当の練習が必要だろう。しかし、それを電気的に制御することで、立てられるだけでなく、自由に走らせることが出来ている。何らかの理由で欠損した腕だの足だのも、『代わり』の部品があったとしても、すぐに扱える訳じゃないが、扱えるような補助をコンピュータがすることで、それを可能にするのは、障害者への負担軽減だけでなく、バリアフリー化のハードルを下げることにもなろう。例えば、車椅子じゃ進めないからと、スロープを付けるのが一般的だが、何らかの制御によって、階段を登れる車椅子なら、あえてバリアフリーなど考えなくても良い。それらの技術は、介護の現場にも十分に役立てることが出来るんだから、スポンサーはもっと集まっても良いだろうに。どこかしら、健常者らが「がんばってるな、感動したわ」的に上から目線で眺めているように見えて気に入らなかったが、ああいった、ハイテク技術の祭典として思えば、脳筋五輪より、よっぽど未来が見える。★☆★