数学の使いどころ

二次関数f(x)みたいなグラフ、高校の数学なんかに登場します。

それだけでアレルギー反応が出る人もあるでしょうが、一般的に書けば、こんな数式になるでしょうか。

f(x)=(x-a)(x-b)

もし、a<bで、f(x)=(x-a)(x-b)<0ならば、a<x<bみたいな関係になりますが、じゃあ、それが何の役に立つんだ、って話でしょう。

高校生だった当時、ハマっていたポケットコンピュータのBASICは、IF文の中で複数の条件判断が出来ませんでした。

例えば、今なら、

if a>10 or a<50 then

みたいに書けますが、当時は出来ませんでしたので、2行で書くしかありませんでした。

しかし、ここで先の数式を使うと、計算で分かるんですね。

if (a-10)*(a-50)<0 then

使い所はゲームです。

表示するキャラクター類が画面の端から出たか出ないかのチェックを行う際、これ1行で済むのは助かります。

カッコとか掛け算などの演算を使うより、素直に、複数行にした方が処理が速い可能性もありますが、何にしても「役に立たないと言われる数学」が実践できた貴重な体験です。

また、ノートには簡単に書いてしまうグラフの類も、実際にプロットしようとすると、範囲やスケールといった現実的な問題と直面することになり、グラフそのものを実践できたりもしました。

有名な解の公式も、プログラミング自体は簡単でも、あれをそのまま組んでしまうと分数を計算して小数で結果を出しちゃうため、プログラム中で約分して、適切な分数で表記されるようにもしました。

こういうところから、数学が身近に感じられるようになり、また、コンピューターって面白いな、と思い、余計にハマって行きましたが、健全な趣味でしょうね。

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