2021年09月14日 記事
天然崇拝バカという不自然

2021年09月14日(火)

●朝のNHKニュースで見かけた話題。大阪で『都会育ち』のマンゴーを作っている人の話。これまで、会社に勤めながら米や野菜を作ってきた人が、マンゴー栽培で専業農家に転身したという。そのきっかけは『単価の高さ』、米や野菜より高い、という極めてシンプルな理由が面白かった。ありがちな動機、客のため、消費者のため、世のため人のため、これらのキレイゴトを並べるのが当たり前とされているので、仮に『給料が高かった』という理由に惹かれても、就職面接ではそれっぽいことを言わなきゃならないと錯覚してしまいがちなご時世、このシンプルな理由は小気味よい。農業なんてのは大変かも知れないが、実際は、アホな百姓が多いためか、機械化、自動化が極めて遅れている分野なので、儲かるところをきっちりと攻めれば、意外と成功するんじゃないかと思っている。ちなみに場所は、大阪府茨木市、ベッドタウンと紹介されているがその実、どの程度の『都会』なのか知らない。大阪近郊で人口28万人を愛知県スケールに調整すれば、安城市にみよし市を足しっぱなしにした程度になる。安城もみよしも、比較的農業の盛んなところなので、それほど都会じゃないし、そこでマンゴーを作っている人が居ても不思議じゃないなぁ(笑)。●『土を食べるという行為は農薬を使ってない良い土だという意味合いで無農薬派がしばしばやっているパフォーマンスです。』、そんなの見たことないが、無農薬界隈では良くあるのか?『北海道で自然農実践する者からのお願い』として、土を食うな、と発信していることが話題になっていた。北海道には、寄生虫・エキノコックスの卵が混入している可能性があるため、土だけでなく雪なんかも口にするなという話らしいが、それに照らせば、土を食うパフォーマンスは、危険以外の何にもならないパフォーマンスだろう。『無農薬』『有機栽培』これらも、作物の値段を釣り上げる有効なキーワードになるが、先のマンゴーとは違って、どうも胡散臭いものも多々混じっている。薬物に対する過剰な禁忌や、とりあえず化学肥料を使わず家畜の糞を使っときゃ良いんだろう感といった、無知と勘違いが為せるような愚行の数々。化学調味料を避け続けた先に『塩化ナトリウムは危険』とか言い出すヤツが出てきたりするが、本質を理解せず、形だけそうすることで満足するような無農薬、有機栽培なんて、ただの自己満足。小汚いヒッピーみたいな連中っぽう発想だろう。★☆★
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