2020年02月13日 記事
キャッシュレス(おカネを持たない)、いえいえ、マネーレス(カネがない)

2020年02月13日(木)

●電子マネーはSuica一択だが、まだ、使えない店もある。現金を持ち歩かないというかサイフの中の現金を気にしなくなったが、それでも現金しか使えない店も多い一方、導入のハードルが低いようで、PayPayはOKというところも増えてきた。そんな店で初めて使ったら、店頭のQRコードを自分で読み込み、そこに金額を自分で入力して店員に確認してもらうという原始的で面倒臭い手続きに驚いた。こんな面倒なことを客にやらせるなら、やらない方がマシじゃないかと思うが、店員の「カイシャが決めたことなんで」という態度が見えたりして面白いが、そんなPayPayで逮捕者が出た。自分で入力した店員に画面を確認してもらった後で、素早く金額を修正。8,078円を807円に変更して支払ったという容疑。そもそも、電子マネー、そこにお金が入っている訳じゃなくて、ネット上にあるサイフから数字が動く仕組みなんだから、どう考えてもそれじゃ騙せないことくらい分かると思うが、世の中、驚くレベルのバカが存在するらしい。まぁ、これ、買う側が金額を入力する時点で発生しそうな不正だが、店側が入力するようにしたら、ロクに金額を確認しないバカから余分にカネを取るような連中も出てくる訳で、どちらもどちら。そのうち、「面倒だから現金で良いや」って人が増えるかもね。●一方で、この手の電子決済、どうにかして覇権を取ろうとキャンペーンを展開するところも少なくない。PayPayのキャンペーンで家電量販店に行列ができたことを覚えている人もあろうが、マスコミに対して広告宣伝をするより、その費用をキャンペーンと称して還元した方が、よっぽど安上がりで効果があることは、今のシェアを思えば間違いはなかろう。ただ、それも二番煎じになると、そうでもないようで、auが『auPAY』で還元キャンペーンを開始したところ、一部の転売屋に食われてしまったらしい。要は、この支払い方法で物を買えば、何らかの形で還元されるので、買った物を通常よりも安く転売しても十分に利益になるという話。結果、この手のキャンペーンを狙っている連中によって、予定していたキャンペーン金額が早々に食いつぶされしまったわけだ。こうなると、一般の人々がキャンペーンを認知する前に終わってしまう可能性もあるわけで、宣伝効果として疑問はあるが、『担当者』にしてみれば「早々に予定金額に達して満員御礼!」という一面もあるので、判断は微妙なところ。個人的には、キャンペーンばかりやっているところは胡散臭いと思ってるが。★☆★
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