2020年02月25日 記事
民間企業と公社の違いだねぇ

2020年02月25日(火)

●新型コロナウイルスの影響で、名古屋高速の料金所が一部閉鎖された。驚くような事態だが、状況は微妙なところ。料金徴収業務を委託されている会社の事務員(60代)に感染が確認され、その職員と濃厚接触した可能性のある52人が自宅待機、そのため、人手不足となり一部の料金所が閉鎖された。今朝から、ETCによる通行は可能となっているが、待機期間を考慮し約2週間はこの状態だそうで、コロナによる閉鎖といって過言ではなかろう。この状態でETCの付いていないクルマが紛れ込んだらどうなるのか、その辺りは分からないが、随分と思い切った形での閉鎖だな。ただ、この職員がどういう形で感染したのか分からないが、何らかの接触、接点があっての結果だろう。政府も「不要不急の外出を避けて」「飲み会とか出来るだけ開くな」とか言っているが、一言の満員電車について触れていないのがイヤラシイ。確かに、出社は不要不急の外出に当たらないかも知れないが、ウイルスがそんな事情に配慮してくれる訳でもない。多くのカイシャインが、目の前のハイリスクな感染源を見て見ぬフリをしている現実がここにある。●そんな中、『26~27℃のお湯を飲めばコロナウィルスが死ぬ』なんて情報が流れ始めている。家人にもメールが届いたが、おそらく、元々の記事を読んだバカが『良かれ』と思って流しているんだろう。世の中、善意を否定するのは良くないと言われるが、それは直接の相手があっての話。誰だか分からんけど「良いことをしたワタシ」という満足感を得られるだけのものは善意ではなく自己満足、流したのは情報ではなくデマでしかない。だいたい、26℃の湯で死ぬなら人間の体内に入った時点で死滅するので、感染が広まることもなかろうに。一方で『アオサ』に効果があると騒いでいる一派もある。元の記事は『海藻の「あおさ」にヒトコロナウイルス増殖抑制効果を確認 ─新型コロナウイルスでの効果にも期待』という中部大学の記事だが、それを読むと、『今後、新型コロナウイルスの性質を調査中の医療機関と協力し、ラムナン硫酸の効果を検討したいと考えている』とあり、新型コロナウイルスに対して効果があるかどうか分からない上に、そもそも、コロナウイルスでの実験は出来ないためインフルエンザウイルスを代わりに使っている始末。中部大学という時点で地元的にはアレだが、ろくに記事も読まず信用する人には十分な中身。慌ててアオサを買い占める必要もない。★☆★
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