2020年12月07日 記事
キャッシュレス以前に、お金そのものが足りないマネーレス状態

2020年12月07日(月)

●電子マネー乱立状態。まぁ、ポイント還元合戦をしていた頃より落ち着いてきたとは思うが、ある程度浸透したからか、ポイントも定着しており、どれを選ぶかで『損得』が生まれる状況。まぁ、些細な金額ではあるが、こういうのを気にすることもあり、何だか情報としては複雑さが増した感。これなら現金の方が良かったなぁ、と思うこともあるが、小銭とか面倒なので、なかなか簡単には戻れない。これも個人差があるが。●しかし、キャッシュレスで簡単に支払いが済むのに、何故か、各社がポイント、ポイントと連呼する。そこで、支払いの前にポイントカードを出すかポイントアプリを出して読み取って、という手続きが必要になってきた。一部、支払いと同時にポイントが付くものもあるが、むしろ少数派。ポイントだのクーポンだのは「使ったら得になる」という精神的な満足感があるんだろう。マイナンバーに紐付いて色々なことを一括で済ませろ、と騒ぐ割に、こういうクーポンだのをありがたがっている連中がある。どうしたいのか。ちなみに、行きつけのコスモ石油、セルフスタンドでの給油の流れは以下の通り。1.画面の注意書きを読んで確認ボタンをタッチ、2.メール会員のボタンをタッチし値引きの暗証番号を入力、3.支払い方法を選択、4.コスモ・ザ・カードを読み込ませる、5.dポイントカードかアプリがあれば、と出るのでdポイントアプリボタンをタッチ、6.スマホのdポイントアプリを起動してコードを読ませる、7.コスモ石油のポイントアプリがあれば、と出るのでアプリを持ってるボタンをタッチ、8.スマホのコスモ石油アプリを起動して認証コードを読ませる、9.同じアプリで値引きコードを表示させて読ませる、10.給油する商品の種類を選択、11.給油量を選択、といった手順。どうしてカードの番号に、各種ポイント処理が紐付けられないのかよく分からない。●電子マネーに戻ると、ポイント還元で一歩抜きん出た感のあるPayPayから、情報流出が確認されたと発表があった。加入店の情報を中心とした最大で約2千万件の情報だそうで、なかなかの規模だ。発表の中に『ブラジルからのアクセス履歴を1件確認』とあるのがネット民からのツッコミのネタになっているが、約2千万件の情報を引っこ抜いたとしても、不正アクセスらしきもの1件と発表すれば被害が小さく見えなくもないのが面白い。犯罪まがいの行為で面白いという感想も不謹慎だが、この手の報道の中にある『被害を小さく見せるテクニック』みたいなのは、確かに面白いんじゃないかね。★☆★
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