2021年06月04日 記事
無理にキレイにする必要はない、ってことだ。

2021年06月04日(金)

●『瀬戸内海、きれいすぎて栄養不足 生活排水など規制緩和』、朝日新聞の記事見出し。工業排水、生活排水などによる水質汚濁、海洋汚染なんてのが『公害』が騒がれていた頃には酷かったが、規制が進んだ結果、水がきれいになりすぎて、かえって生物が減ってきているという話。何だか、難しいものだな。ただ、汚い例えで申し訳ないが、人間のウンコだって、生物によっては十分な栄養となる訳で、そういう一連の連鎖の中で自然のバランスが保たれている事を思えば、その『途中』が『次』に栄養を送らなくなればバランスが崩れるのも理解できる。潔癖症とかいう自分が見えている範囲しか理解しない身勝手なバカはさておき、過度な潔癖、消毒はかえって良くないというが、市場に溢れるのは、むしろ、抗菌だの殺菌だの商品ばかり。新型コロナのご時世なので、それはそれで仕方がない面もあるが、菌とウイルスの違いを認識する人より、悪魔っぽい小人=バイ菌のイメージを持つ人の方が多いので、その実、たいして効果はなくとも、それらしくきれいになれば売れるんじゃないかと思わなくもない。ちなみに、『公害』のイメージから、工場からの排出される水が水質を汚す原因だと思っている人が多いが、この手の規制が進んだ結果、かなり厳しくなっている。最近は無洗米も増えたが、米の研ぎ汁レベルに濁った水など、工場からそのまま排出されることはないし、田舎なんぞで、生活排水が、そのまま溝に垂れ流しされるような日常を思えば、工場排水の方がよっぽどマシ。●日清のカップヌードルに付いている『フタ止めシール』、フタを止めるより、パッケージを開ける時に地味に便利な存在だが、今後、あのシールを廃止するらしい。二酸化炭素排出量削減とか何とかの話だが、意外と、世間の反応が大きくて面白い。個人的にも、色々なカップ麺が発売されるも、結局は、シンプルなヤツが一番だったりする訳で、日清のカレーヌードルは必需品。ただ、あんなシールをなくしたところで、と思ったが、日清によれば、あれを廃止することで、年間33トンのプラスチックが削減できるとか。逆算すると、その出荷量に驚かされるが、多めに発表していたとしても納得する。実際は、支持率が全く伴っていないのに、有権者の代弁者を名乗り、声ばかり大きな野党があるが、ああいった政党とは真逆の構図。ちなみに、シールを廃止して、タブを2つにするらしい。★☆★
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