:: mizuno-amiの日記なお部屋 - さるさる日記＜令和＞ - ::

●ピエール瀧逮捕。芸能人と薬物の関係は今更の話だが、大物になればなるほど「過去の作品まで封印するのは如何なものか」という話題が溢れる。個人的にも、その過剰な自粛騒ぎはバカバカしいと思うが、かといって、芸能人が薬物で逮捕されるなんてのは、これが日本で初めてのケースじゃなかろうに。芸能界の右も左も分からないような新参者ならまだしも、これだけ影響力のある位置にありながら、自分が逮捕された時に『何が起きるか』くらい分かっているはずだ。それを分かっていてヤッたのなら、もはや、確信犯であり、ファンを裏切る愚かな行為であって、バカとしか言いようがない。●音楽ファンは署名なんぞを集めているようだが、それもどうかと思うよ。「ボクタチが好きな歌だから規制するな」というのは、どこぞの芸術家と称するヤツの落書き騒動に似たものがある。東京で発見された落書き。バンクシーとかいうヤツの作品だとして都知事が騒いでいたが、価値がある落書きだから消してしまって良いものか、という理屈で、落書きが許されるなら、何のための法律か分からない。有名人だから、有名人の作品だから、という理由で線引する奴は、どこかで、自分が「そっち側」だと勘違いしているか、そういう価値観で人を見る連中だろう。ああ、なるほど、「オレたちは神のような存在だから人殺ししても良いんだ」というアメリカとかタリバンとか、そんなものに行き着く訳で、そりゃ、庶民感情よりも都知事様の方が、分かっていらっしゃる話か。●ダウンタウンの片割れ、松本人志が「ドーピング作品公開してほしくない」と持論を展開している。曰く「薬物という作用を使ってあの素晴らしい演技をやっていたのかもしれないと思ったら、それはある種のドーピングなんですよ。ドーピング作品になってしまう」と。クスリが抜けて居る時のマジの演技を見せてくれ、は応援にもつながるが、その通りだろう。まぁ、逆に言えば、人道的な視点を一切省き、当人の了解を得た上で、「どんなクスリを使っても良いから、どれだけ速く走れるか」みたいな大会があったら面白いなと思うよ。条件は３つ、１つは、中毒症状があるクスリなら、常時は隔離施設に放り込んでおくこと、２つめは、大会のルールが理解できる程度の意識が残っていること、そして、３つめに、全力でゴールした後、30分は生きていることだ。地位と名誉のために薬物枠に走るヤツも居るだろうし、結果、それが、新薬の開発につながるなら、人類のためにもなろうか。★☆★