人間、食える時に食っとくべき
2019年03月22日(金)
●食肉とは何かを考えさせる話題。日清食品と東大の研究チームが『牛の筋肉細胞を培養しサイコロステーキ状の組織をつくることに世界で初めて成功した』と発表した。肉を培養して増やしたから肉だろうが、何となく不思議な感覚だ。これまで、ミンチ状にする培養肉の研究は進んでいたが、ステーキのような歯ごたえのある食感は出せなかったので、この筋肉繊維のベースが作れれば、それなりに期待できるという。なるほど、培養肉を使って本物を作ろうとしている訳だな。ただ、将来、すべての食肉が、家畜などではなく培養肉から得られるようになったら、それしか食べたことがない人は「本物の肉に近いなぁ」とか思うことも無いだろう。今でも、魚そのものよりもパックの切り身の方が一般的なので、魚という存在すら多くの人は意識しないが、あれこそ、培養肉になっても、何ら違和感はないだろう。人間が食うために、わざわざ植物などを育て、それを食らわせて成長させ、太らせてから殺して食う、というサイクルは、植物を育てたり、動物が動き回る分のエネルギーロスがないので、培養肉の方が『効率』は良いだろうし、あえて殺して食うという倫理的な問題もクリアできる気はする。もちろん、「カワイソウだから殺すな」などと言う側ではないが、ファミレスなんかの安価な飲食店で、安いからと思って雑に食べて、安易に捨てているようなことを思えば、そんなもん、培養肉で十分じゃないか。●肉といえば、世界中で「肉を食うな」と騒ぎ立てているビーガンとかいうキチガイの世界では、植物由来の肉にそっくりな食材などが売られているらしい。大豆で作った代用肉だと思うが、どうして「肉を食わない」という選択肢を採っておいて、肉に似せたものを食べたいんだろうねぇ。どう考えても、食べたいところを、無理をしているとしか思わないが如何か。下品な例えになるが、まるで、禁欲宣言をした修行僧が、空気嫁ことダッチワイフ相手に腰を振っているような話。真顔で「女体じゃないからセーフ」みたいな事を言っている煩悩の塊のクソ坊主のようなものじゃないか。そんな、自慰行為的な肉食はさておき、この手の連中にとって、培養肉はどういう存在になろうか。見解を聞いてみたいところだが、要は「殺してまで食べるなら食べない」という我慢のお肉なので、培養肉は大歓迎の立場だろうな。そして、代わりに、化学物質は全部ダメ、天然由来でなければすべて悪、というオーガニックバカが騒ぎ出すだろう。★☆★