2019年08月01日 記事
多数決が不都合な人々の戦略

2019年08月01日(木)

●消費増税に伴い軽減税率が適用される品目がある。何が対象になるのか分かりづらいので、国税庁などが都度、事例を開示しているが、どう見ても分かりにくい。例えば、オモチャ付きのハンバーガーセット。持ち帰りのハンバーガーは8%だが、オモチャは10%。ただ、オマケで非売品なので『おもちゃを0円としてレシートに表記」することで、持ち帰り8%が認められたという話。また、屋台のたこ焼き屋で、店主が置いたイスで食べれば『店内で食べる』扱いで10%、これが近隣施設のベンチなどを使って食べても良い、という合意が『暗黙』であれば、やっぱり10%になるという話。一方で、囲われた施設、例えば遊園地の屋台なら、食べ歩きの扱いで8%になるという。バカバカしい話で、ツッコミどころしかないが、常なら「どうしてこんな馬鹿なことをするのか、アベは退陣せよ」と騒ぎ立てるであろう新聞屋が、軽減税率のドッグフードを咥え、尻尾を振って黙っているんだから笑うしかない。●ハイビーム野郎が増えたらしい。まぁ、予想通りか。警察などが「ハイビームを推奨」と煽り立てたためか、常時ハイビームで走るものだと勘違いしたヤツが増えているらしい。実際に増えているかどうか、記事だけでは疑わしいが、それでも経験的に、そういうヤツが増えている気がするのは間違いがない。この手の、何のためにそれをするのか、という事を理解せず、とにかく手を動かせ、みたいなバカは、どこにでも居るが、それを「法律でそうなっている」とか「警察がそう言ってる」とか自分の中で正当化されているので厄介だ。煽り運転も、マスコミが「煽り運転=悪人」みたいなものばかり垂れ流したせいか、中央寄りの車線の真ん中を堂々と走っている原付に遭遇する機会が増えた。「制限速度で走っているワタシは悪くない」とばかりのマイペース。運転は、法定速度より流れに乗るべき、とばかりにバカみたいな速度超過を押し付ける地域ルールを盲信するバカもバカだが、ロクに後ろも見ずに自分のペースで走っているバカの運転が安全であるとは限らない。交通ルールやマナーの話だけではない。社会全体が「ワタシが正しいと信じたことなんだから、それを主張して何が悪いか」みたいな風潮となり、集団から個々を尊重するようになった結果、かつての『弱者』が大きな顔をするようになった。こういう社会を平和とか自由とか言うのかも知れないが、どうも、少数派が自分らの意見を押し通すため、差別だ何だと講釈を垂れながら広めている価値観にしか見えない。★☆★
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