2019年08月03日 記事
白から赤に

2019年08月03日(土)

●韓国が、いわゆるホワイト国から除外されることとなった。事前の調査から考えれば、当たり前の結果だが、寄せられた意見の9割以上が賛成しているところに謎の忖度が入って、除外を見送る、なんて結末になったらどうなっていたかも、実は興味があった。いまだに、一部の「双方頭を冷やせ、でも日本が悪い」みたいな論調で問題を取り上げているメディアなんぞは「快哉」と叫ぶだろうか、それとも「民意を無視するのか」と怒り出すだろうか、と。どちらにしても、言い方を変えながら、何らかの非難を続けるだろう。軽減税率のくせに。●この決定で、やはり興味深いのは韓国の動きだ。実際問題、日本は特に何もしていない。ただ、優遇していた措置を普通の国と同等にしただけなので、その処遇は「規制」に当たらない。しかし、一部メディアと韓国は、何故か、規制だ規制だと叫び始め、ついには「報復措置」まで言い出す始末。本当に、起きている事を理解しているのか疑わしいが、例えば、「日本のものを買わないようにしよう!」などと勝手に不買運動を起こし、勝手に盛り上がっておいて、そのうち「不買運動を止めてやるから除外を撤回しろ」とか言いそうじゃないか。脊髄反射的な半日で、何を見ても旭日旗に見えるような連中に、話し合い、というものは意味をなさない。一方で、高官だの政治家だのになれば、少しは意見が変わるかと思えば、韓国国会は『日本政府の報復的輸出規制措置撤回を求める決議案』を満場一致で採択する始末。大統領に至っては「韓国政府と国際社会の外交的解決の努力を無視し、状況を悪化させてきた責任は日本政府にあることが明らか」だから覚悟しとけ、とか言い出す始末。ある意味、上から下まで足並みは揃っているが、その揃い方で良いのかと、今更ながら哀れ、いや、心配になる。●とは言え、対外的に報じられる内容や漏れ聞こえてくる情報が、すべて、その国の民意を表しているとは限らない。一部のバカの騒ぎが、その国の名前に置き換わって報じられることは多々あるので、一概に決めつけることは出来ない。一体、どうなるのかは、この後、顕著になってくるだろう。ただ、唯一、「遺憾の意」なんてものに、何ら効力がないことが分かったのは拾い物だな。しばしば日本が呪文のように唱えてきた「遺憾の意」、今回、韓国側から強い口調で言われたが、ふーん、以上の感想には至らなかった。今後、政府は「遺憾の意」の使いどころを、もう少し、見直した方が良かろう。★☆★
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