ようやく8月終わりか
2019年08月31日(土)
●昨日の夕方、トヨタの本社建物が煙が充満、みたいなニュースが流れてきた。NHKのヘリからの中継が始まった頃には、もう煙はなくなっていた。ニュース番組でも大きく報じられていたが、特に被害がないからか、何が起きたのか説明はなかった。まぁ、犠牲者がでなきゃ、それに越したことはない。ただ、NHKの中継は、ずっと上空からの様子をネットに流し続けていた。かなり良いカメラなのか、建物の中の様子も、また、避難した人々の様子も、かなりハッキリと見える。事故があったのはトヨタの開発関連の建屋らしいが、企業の開発部門をあれほどくっきりと長時間映して問題にならないのか?事故の取材だから問題ない、という解釈なのか知らないが、トヨタが判断すべき話なのでこれ以上言ったところで意味のない話。さぞ『いい画が撮れて』満足だろうが。●iPS細胞から作った角膜組織で、失明状態にあった女性の視力が回復し、眼鏡をかければ物が見られるようになったという。素直にすごい。iPS細胞という基本ユニットの可能性を示す1例だろうが、この先、どういう形で活躍するのか期待するし、そもそも、医療は多くの人に関わる問題。期待しないほうがおかしいか。プリンターなどの印刷機、基本的には数色のインクしか持っていないのに、あれらを組み合わせれば、高詳細な写真にもなるというのは、このiPS細胞にも通じるものがあるか。今なら3Dプリンタだろう。小さな樹脂を射出して積み上げると、もう、そのまま商品になりそうな造形の立体物が出来上がる。無知ゆえの過大評価もあるが、分かりやすくてすごい技術というのも、なんかすごい。●似たような技術、というと語弊があるが、代用肉という物がある。ヴィーガンとか称するキチガイ偏食家を引き合いに出すと話が面倒くさくなるので触れないが、要は何らかの原料から肉らしきものを作り出す技術だ。植物由来のものは精進料理みたいだが、想像以上に肉っぽいらしい。一方で、気になるのは培養肉。動物の細胞を培養して、文字通り肉を作り出す技術だが、これを「食肉」と称して売り出されたら、世の中はどうなるだろうか?この手の技術、マンガの悪役博士みたいなイメージがあるので、多くの人が「キモチワルイ」と怪訝な表情を浮かべるだろう。牛や豚を屠殺して食肉にまで加工するプロセスだって、それほど気持ちの良い話でもないが、その気持ち悪さとは違う方向の嫌悪感というか警戒感というか。ただ、肉という栄養価の高いものが安定して供給されれば、世界の情勢も大きく変わるだろう。いつまでたっても殺し合いしている国とか、まともに食えないことが一因なので、何があろうが、食いっぱぐれない、という状況が保証されれば意識も変わる。もちろん、培養肉は「天然の」食肉と全く同じ訳ではないので、法的に「肉と称するのは如何なものか」などの議論も出てこよう。別にすべてがこちらに切り替わるわけじゃないので、選択肢としてあっても良いと思うが。★☆★