2019年10月04日 記事
台風一過で夏の空

2019年10月04日(金)

●仕事探し、バイト探し、そんなテレビのCMが増えているが、現実のところ、人材不足という。人は余ってるけど人材は足りてない、そんな感じか。働き方改革とやらで、言い方が微妙だが、働き手に有利なご時世だ。実入りの良いところに移るのも、抵抗は少ないだろう。愛知県の製造業だけで見れば、大手自動車会社が非正規でも、良い金額を出すので、下の方にはカスみたいな単価相応の人間しか回ってこない現実がある。まぁ、働き方改革以前に、働くってなんだ?を考える時期だと思うが、経営する側か雇われる側かでも、ずいぶん違ってくるから難しい。ただ、働かなければ食べていけない、という状況は当面変わらないだろうから、しっかり働け、ってことだ。という話題から、韓国の雇用の話題。在韓米軍防衛負担金の金額引き上げ要求に困惑している韓国だが、もし、妥結しないと、在韓米軍で働く韓国人職員を『無給休暇』にすると文書が届いたらしい。働いている数、約9千人。交渉が決裂して在韓米軍が撤退することになれば、路頭に迷うことになるか。ネットで調べると、沖縄駐留軍労働組合の話として、在日米軍、沖縄での日本人従業員数は8,522人で、県民の年収より3割以上高い給与で雇われているという。さすがに撤退することはなかろうが、「米軍は出ていけ」って言っている人は、こういう人たちの生活をどう考えてるのかねぇ。●昨日、NHKで高校生なんぞが出てきて議論する番組で『文系・理系』を話題にしていた。自分の適性もよく分からない頃に文理に分けられて、ある程度進路が決まってしまう部分は、自分を思い返しても、確かに残酷な話だと思うが、今でも、そのあたりは同じようだ。ただ、今どき、文理をきっちり分ける必要性というか、数字が必要な職業が多いんだから、そのソロバン、電卓の時代のような分け方そのものを見直すべきではなかろうか。単純に分けられない時代、いや、分けるのが難しいのは、大学の学部が「何やるところだろ?」といった多様化しているところにも現れている。単純に「数学が嫌いだから」という理由で文系に逃げたりする話はよくある話だが、そういう年頃だからこそ、余計に「将来」をじっくり考えさせるべきではないか。それほど、悠長に構えていられるような受験スケジュールでもないが、働き方を改革するなら、それに対して学び方も改革すべき。★☆★
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