2019年10月14日 記事
被害状況はこれから

2019年10月14日(月)

●台風19号、死者が50人を超えた。この先、まだ増える可能性はあるが、大きな被害と言えよう。ただ、河川の氾濫、堤防の決壊など「これまでなかったのに」が起こるというのは、東日本大震災の教訓ではなかったか。亡くなった方の中には、まさかここが、という場所が崩れて、そのまま流されたケースも見受けられる。比べるのは微妙だが、交通事故経験者に聞くと、クラクションを鳴らせるなら余裕がある、事故を起こしたときには、鳴らす余裕はなかった、と言う。それと同様、天災とは予見がつかないことが起きるから怖いのだ。伊勢湾台風では5千人を超える人が亡くなっているが、それを思えば、色々と技術が進歩しているとも言える。●しかし、停電は困るだろう。タワーマンションで停電が起き、トイレも使えず、エレベーターも使えない、なんてニュースを流していた。ああいった集合住宅は、出来るだけ共通化し、効率的に多くの人が住めるように作られているので便利だが、何か起きたときの影響範囲は一気に広くなるリスクもある。病院なら自家発電の設備があるところもあるが、マンションじゃ、それも難しいか。だから、日常的なメンテナンスを厚くして、出来るだけトラブルを小さいうちに抑えてしまう方向で運営されているが、大前提となる「電気がある」が絶たれれば、全てが終わることになる。●で、どこにでも湧いて出るのが「不謹慎だ」を言い出す連中。これ、実際に被災した人たちが、声を合わせて「不謹慎です」と主張するならまだしも、どうでもいい連中が騒ぐことが多い。そもそも、そんな連中が指摘する不謹慎を、被災して対応に追われているような人々が、わざわざ気にするか、っての。むしろ、復旧に必死なんだから、周りがどうなっていようが知ったこっちゃなかろう。被災者の気持ちを代弁したつもりで騒ぎ立てている連中こそ不謹慎じゃなかろうか。
2019 年 10 月
    1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
   
前月 今月 翌月

- WebCalen -