2019年10月27日 記事
Oh!脳!

2019年10月27日(日)

●魚釣りから帰り、魚の処理をする。さほど大きくないカサゴなので、かえって面倒くさい。まぁ、大きいのを釣れば楽になるんだけどね。ただ、言い訳じゃないが、そんな小さいのを塩焼きにし、ヒレをむしりながら食うと、かなり美味い。そして、小さいながらも部位によって味が違うのも面白い。自分の中では、いわゆる「かま」の部分が美味いと思う。かまといっても、親指の先ほどのサイズなので、笑うくらいの量しかないが、そんな量でも味を感じるので、やっぱり美味いじゃないか?●豚を脳だけで36時間生かすことに成功。アメリカ、イェール大学でのことで、3月28日発表された研究が、倫理的論争を呼び起こしているなどと記事に書かれていた。脳だけで生きる。まず、生きている、という明確な境界線が難しい状態じゃないか?『実験に使われた動物に意識があったことを示す証拠はないものの、ある程度の意識は残っていたのではないかという懸念がある』とあるが、純粋に意識とは何ぞやと考えるだけでも難しい。植物状態になった人間は、何らかの反応があるから生きていると思えるが、その脳だけの何かから、何らかの反応を得で、それが生きているとどうやって結びつけるのか分からない。ブーと鳴こうにも、他に何も付いていない訳だし。●装置は分からないが、生かしている環境はこんな感じらしい。曰く『豚の脳はポンプ、加熱器、そして人工血液を入れた袋で作った装置を用いることで血液循環を回復できることを発見した』、自分が魚の処理をしている時に目にする内臓やそれらを結ぶ何かの筋だの血管だの1本1本に機能があり、意味があるが、これを切り取った後、すべてを「戻す」のは不可能だ。一方で、この豚の場合、脳だけだ。脳だけに限定すれば、比較的単純な装置でも大丈夫なのだろう。「生きている」という状態の維持であれば、この程度で済むとしても、その状態で出来ることは限られる。36時間の間、何だ?何だ?オレはどうしたんだ?と思い続けるも、見ることも、感じることも出来ず、ただ、思い続ける以上の事ができないのだから、そりゃ倫理的論争にもなるか。まぁ、中国なら、既に人間で実験済みかも知れないが。★☆★
2019 年 10 月
    1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
   
前月 今月 翌月

- WebCalen -