2019年11月05日 記事
燃えちまってもナンクルナイサー

2019年11月05日(火)

●白川郷でボヤ騒ぎがあった件。NHKの取材を見たが、毎度「首里城の火災があったじゃないですか」的な質問を付けて訪ねていた。答えていた人も「あ、そう言えば」みたいに答えざるを得ないので、ある種の誘導と言えよう。確かに、同じ火災だが、あちらを受けてこちら、みたいなのが見え見えで、何か気分が悪い。ふと気がつけば、我々はニュース番組などの『街の声』に対する、具体的な質問内容を聞いたことがない。いくらでも意見が誘導できる危うさがあるが、そんな程度は演出の範囲内と思っているに違いない。さらに酷いのは、そういう現場判断によって作られた断片的な映像だけみて、大声だ騒ぐコメンテーターという低能の類。炎上しても、番組が謝ってくれるから、こんな気楽なことはないだろう。●その首里城の火災、沖縄県内の瓦職人が『再現不可能』の声を上げたという。正殿に使われていた瓦は、現在では採取が困難な土を原料にしており、また、その土の配合や焼く温度を知る当時の職人が他界している、という状況。どうして、そんな沖縄の宝、みたいに騒いでおいて、技術も伝統も、ロクに継承もしていないとは、そっちのほうが不思議だわ。結果的に、再現できないから、出来るだけ焼け残ったのを再利用してくれと言っているようだが、まぁ、裏を返せば、そんなに大切に思ってなかったんじゃないのか?この辺りの感覚が島時間とかいう感じなのだろう。この先の事を思えば、あえてレプリカの建物など再建せずに『首里城跡』だけにしておいた方が、良いと思うが如何か。そんな事はない、重要な建物だから再建するのが当たり前だ!という声に、まったく説得力がない。●『残念な労組離れ 加入すれば会社に対抗できるのに』、朝日新聞の記事だが、有料なので中身は知らん(笑)。だが、すべての人が人間扱いされていたかどうか疑わしい時代、数に頼んで騒ぐような手口を、この時代まで持ってくるのは無理があろう。もちろん、法的には『カイシャ』に対して物申す権利があるのは労働組合という原則があるので、その存在は現行法下では必須かも知れないが、加入したらカイシャとは無関係の選挙運動に加担させられたり、バカが書いたようなチラシを配らされる羽目になろうから、誰がそんなバカバカしいことに協力するか、って話。残念でも何でもなく、もはや、制度上の必然だと思っている。特に、労組が主張する『労働者は平等』など、このご時世の労働者の感覚にも合わないじゃないか。労組離れなんて、自業自得だと思うよ。★☆★
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