2019年11月14日 記事
花見も許されないニッポン

2019年11月14日(木)

●『桜を見る会』、中日新聞が1面トップになっていたが、そんなに騒ぐような話かね。正直、このくらいしか騒ぐネタがない、というのが実際のところだろう。これまで、急に湧いて出てきて、マスコミが騒いでいる話題の大半が、そんな類の与太話。よっぽど、審議を止めたい何かがあるのかと勘繰るしかない。税金の私物化という言い方もあるが、一国の首相にその程度の権限があって、あかんのかね?税金で飲み食いねぇ。審議拒否してサボっている連中の方が、よっぽど税金の無駄遣いじゃないか。●『2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が、観客の熱中症対策として、競技会場へのペットボトルの持ち込みを1人1本に限って認める方向で関係組織と調整を進めていることが13日、分かった。』、要するに、それ以前は、熱中症対策で会場を変更するような五輪会場で、水も持ち込むな、って話だった訳でしょ?アホかね。現時点で、大会スポンサーのコカ・コーラがどう判断するか分からんらしいが、ここ最近の『大会』でスポンサー色が強くなっているのが目立っている。先のラグビーも、スポンサーの自動車会社に配慮して『TOYOTA STADIUM』の看板を外すとかいう対応を取ったが、だったら、豊田市でやるなよ。この手の商業イベント、大袈裟になったためか、組織委員会と称する連中に多額の費用が掛かるようになったんだろう。バカバカしい話だな。●バカバカしいの世界だが、まだまだ、面白い人もある。アメリカの刑務所で、危篤状態に陥り、救急搬送された後、5度に渡って『蘇生処置』を受けたという終身刑で服役中の受刑者。「一回、死んだんだから終身刑は満了だ」と裁判を起こしていたらしい。ああ、なるほどと思うが、この手のトンチ、法律であればキッチリと線引する必要があるのが法治国家。地裁は「説得力に欠ける」として棄却、上級審の判断は「生きているなら刑務所に収監され続けなければならないし、死んでいるならこの訴えは意味をなさない」といった内容。生きてるなら継続だし、死んでたら裁判なんて意味ねーだろ、はなかなか洒落が効いている。書類に『死んでいる可能性のある』ヤツが署名している事を思えば、「死んでいる可能性は有り得そうもない」と補足したそうで、至極まっとうな結末を迎えたと言えよう。日本の司法の場では、「ドラえもんが助けてくれる」などと荒唐無稽な詭弁を持ち出すクズもあるが、こういうウイットを見習って欲しいものだ。★☆★
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