2019年11月28日 記事
使いもせずに書いているレビューはすぐ分かる

2019年11月28日(木)

●囲碁。ルールが全くわからないが、頭を使うゲームであるのは間違いない。そんな囲碁界で、世界タイトルを20回近く獲得した韓国のイ・セドルという棋士が引退を表明した。理由は「AIには勝てない」と。AIによる将棋や囲碁は、もう、進むところまで進んでおり人間が勝つのは難しいと言われている。それは、処理速度の向上に預かるところが大きいが、1手を打つごとに、そこから『終わり』までの全パターンを計算してしまう訳で、筋を読むとかそれ以上の化け物なんだから、勝てる方がおかしい。もちろん、可能性を評価するので、その可能性を奪ってしまえば勝てる訳だが、それだって至難の技だろう。結果、『AIに仕事を奪われた人』が誕生したと言っても間違いじゃない。将来、このような頭脳労働ではない単純労働などはコンピューターに仕事が奪われる、などと言われているが、その実、単純労働よりも中途半端な管理職の方が、先に不要になるんじゃないか?そこらの中間管理職の短い経験と狭い視野のヤマ勘と、囲碁将棋に勝てる人工知能とどちらが賢いか、って話。もちろん、判断を下す事については、まだまだ人間の方が勝っているが、その判断はいわゆる『経営判断』というトップ階層の話。ロクに役に立たないような中間管理職という名の穀潰しより、よっぽどAIの方が役に立つ(泣)。●Amazonのインチキレビュー、主に中国人のものが問題視されて久しい。あれ、中国に限らず、日本人でも「★3つ以下は評価が低いので」などとメールを送ってくるところもあるが、どちらにしても、★はいくらでもカネで買えるということだ。レビューという制度そのものを信用できないものにしているバカが、必死に、その信用できない★をカネで買っている訳で、まぁ、バカとしか言いようがない。それでも、人口の多い中国のように、一定数以上の頭数があれば、バカの絶対数も多いので商売として成り立つが、日本じゃそれは通用しない。結果的に、大量の★が付いているインチキ商品は、それだけ『原価』がかかっているので、いくら他社品より安かろうが、さらに安いものである可能性は高い。そもそも、この手のレビューが問題になるのは、唯一無二の商品や著名なメーカーの商品ではなく、聞いたことのないメーカー名が並ぶ類似商品の類。安物買いの銭失いの言葉通りなので、格安品を買い漁る層でなければ、それほど心配する必要もなかろう。★☆★
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