運の良し悪し
2019年11月20日(水)
●看板の改修工事が終わったビル。足場を解体していたところ、鉄パイプが落下。12階建てビル、高さ40メートル以上になるらしいが、通行人の頭に直撃し死亡した。ニュースでは約5キロと言っていたが、そんなもん30センチ上から落ちてもヤバいんじゃないか?つくづく、運が悪いとしか言いようがない。一方で、この現場、数日前にも鉄パイプが落下する事故があったという話。被害者の運が悪いのは確かだが、その原因は完全な偶然とは言い切れない。いい加減な工事屋だったんだろう。●もう、年末ジャンボの発売が始まった。いや、もう11月も終わりなので年末なんだが、早いなぁ。で、令和最初の年末ジャンボ、一等前後賞合わせて10億円だそうで、まぁ、なかなか縁のない数字がそこにある。そんな宝くじ、高額当選者の話を見かけた。スコットランド在住の男性(36)、19歳のときに宝くじがあたり、日本円にして13億円の当選金を手にしたという。当たる人には当たるんだなと思うが、親や親類に配った後は、好き勝手使い続け、何度もトラブルを起こし、結婚生活も破綻し、購入した何軒かの家も手放すことになったという末路。約10年で使い果たし、今は、普通に働いているとのこと。もう1回当たったら、という話に「もし再びくじで大金を当てても、6時には起きて働くさ」「そうすればトラブルにも巻き込まれない」だそうで、経験した人だからこその重みがある。ただ、こういうことになるから大金なんか手にしない方が良い、という意見もあろうが、彼は「失ったんじゃない、使ったんだ」と言うという。好き勝手に金を使った10年は楽しかったし、後悔はないし、今の『普通の暮らし』はもっと幸せだという。ちょっとカッコいいな。ただ、ここまで達観した心境になるには、相応の『元手』が必要だわな。まぁ、当たった方が幸せなのは確かだろうが、一等前後賞10億円が当たったつもりになって、あれこれ考えられる程度の生活が、一番幸せなのかも知れないねぇ(笑)。★☆★