2019年09月04日 記事
炎上という錬金術

2019年09月04日(水)

●この夏、何故かブームになった『タピオカ』、実際は、タピオカが入った飲料がブームだが、とりあえず『タピオカブーム』で一括されている。あちらこちらで特集され、やれ美味しいだの、やれオシャレだの、そういう理由で流行っていると騒ぎ立てているが、こういうのを紹介する時に、とりあえず「流行に乗りやすいバカが踊らされているだけ」「頭が悪い」などと、辛口コメンテーターも言ったりせず、ニヤニヤと薄笑いする程度。不思議なことに、これが『嫌韓ブーム』になると、どうして嫌韓なのか、といった理由に触れず、「差別だ」「頭が悪い」などと口汚くもしくは上から目線で上品に罵る手合いばかり。よっぽど、嫌韓の理由をきっちり紹介されると困るんだろうか?スポーツの祭典に政治を持ち込むな!と騒ぎ立てるマスコミさんが、五輪に旭日旗を持ち込むななどと政治的な信条を持ち込もうとする韓国を、ロクに糾弾しないのが不思議なくらいだ。●例の週刊誌のネタに喰い付く訳じゃないが、それに関して、面白いツイートが流れてきた。ポルノ女優の特集記事を添えて「読者層はこんなヤツ」などと揶揄する内容だ。こういうバカは、全否定か全肯定しか出来ず、その週刊誌の記事内容の何が問題か、などと議論するつもりはないのだろう。結局、差別主義者だと糾弾している奴らが一番の差別主義者だったりする訳で、なるほど「争いは同レベルの者同士でしか発生しない」とは確からしい。だいたい、マスコミなんて、そんな高等なトコロで商売をしている物じゃない。『騒ぎになれば部数が伸びる』から、裁判沙汰や炎上は、彼らにとって福音でもあろう。テレビも同様、コメンテーターと称する連中、何らかのクセがなければ売れないから、炎上は美味しい属性だろう。視聴者は、それを自分勝手に解釈して「辛口コメンテーター」だと喜んだり、「差別主義者だ」と非難するだけのこと。どちらにしても、注目を浴びて儲かるだけのこと。テレビ局も、『行き過ぎた』発言があろうが、司会者が1回頭を下げつつ、そいつが言ったこと、で済ませられるから、こんな気楽な話もない。落ち目の漫才師とか聞いたことのない有識者とか、生き残りも大変だな。★☆★
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