2019年07月19日 記事
無責任な社会

2019年07月19日(金)

●アニメスタジオへの放火。住居・職業不詳の青葉真司(41)と容疑者の指名が発表された。逮捕状を請求できる段階ではないが、重大性から容疑者名を明らかにしたという。産経新聞によれば『関係者によると、青葉容疑者は以前、茨城県でコンビニ強盗事件を起こし、懲役3年6月の実刑判決を受けて服役。精神障害があったことから、刑務所出所後に福祉サービスを受けられるよう国が支援する「特別調整」の対象になっていた。』とあるが、この情報が正しければ、いわゆる『無敵の人』だろう。33人も人を殺して「責任が取れないから無罪」とか、本当に馬鹿げていると思うよ。そんな責任の取れない人間を放置してた奴が責任を負うべきじゃないか?どんなクズのような人間でも等しく裁判を受ける権利を有する、法の下の平等は結構だが、この『恩恵』があるのは、人間とクズの境界線上にいるような連中ばかり。判決によって人間にもクズにもなるが、その底辺バカがどちらに区分されようが、真っ当に生きてきた人々が浮かばれることはない。識者と称される連中は「こういう事件を教訓に再発防止に」などと簡単に口にするが、誰も、そんな教訓の材料になろうと思って生きてきた訳じゃなかろうに。「悪を悪もう」は、裏を返せば「正義の暴走」となる危険性はある、いきなり職場にガソリンを撒き散らして放火したようなクズを許せるような、納得のいく説明があれば聞いてみたいわ。ひどい事件だ。●また、アニメファンらが「有能な人たちだったのに」「貴重な資料が失われた」などと嘆いているのを見て、一部の連中が、「障害者施設の襲撃に対して冷たい態度を取っていた連中が」などとつぶやいているのを見ると、この人たちはバカなんだなと思う。自分が興味を持ったアニメの関係者が殺されたのを嘆いているのに、わざわざ「障害者施設と比べて」などと引き合いに出す理由が分からない。言い方は雑になるが、身内が亡くなれば相応の対応をするだろうが、他所で葬式があっても、正直、知ったこっちゃないだろうに。それに、「障害者施設」をわざわざ引き合いに出すのは、ああいった人々が「使える」と思っての判断であろう。ある意味「有能な人たちが死んだから騒いでんの?じゃあ無能な人が死んでも黙ってるの?」って言っているに等しいが、むしろ、それは、自分らが差別大好き人間であることを露呈したに過ぎない。それに、頑張っている人が殺されたら過剰に反応し、どうでも言いようなクズが死んだら相応の扱いをしても良いと思っている。確かに、人命は等しく平等かも知れないが、頑張って結果を出した人を讃えることを躊躇する社会で、誰がわざわざ頑張ろうと思うのか。もちろん、他人からの賞賛が全てではないが、頑張りもせず、ただ頑張った人を非難したり否定することで自分が同等になったと勘違いしている連中らしい発想だろう。二言目には「アベ死ね」とか言い出す連中など、まさにこの手合い。言論の自由って素晴らしいね。★☆★
2019 年 07 月
  1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
     
前月 今月 翌月

- WebCalen -