2019年04月05日 記事
間接的薬物中毒

2019年04月05日(金)

●ピエール瀧が保釈された。こざっぱりした格好でカメラの前で詫ていたが、普通にテレビに出ていたときと別人に見える。メイクによるものか、むしろ、そういう誠実な感じを装うためのメイクなのか分からない。のりピーこと酒井法子も、似たような風を装っていたので、あんなモノだろう。まぁ、クスリが抜けてたから顔つきが違ってた可能性もあるが。クスリに頼らざるを得ない生活もどうかと思うが、酒や煙草と言った嗜好品も、その実、似たようなもの。もちろん、それ自体の毒性もさることながら、人に迷惑をかけるかどうか、依存性があるかどうかで判断すべきだろうが、少なくともタバコの中毒性など今更だし、酔っぱらいによる被害など、そこらのクスリの比じゃないだろう。だからといって、これらのクスリを緩和しろとか言うつもりはないが。●所属事務所は、契約解除を発表したが、その発表文にあった「本件に関しては、引き続き誠意をもって対応させていただきます」に対し、ネットの一部では「誰に向けての誠意なのか」などと批判する声が上がっているらしい。何だろうね。警察沙汰になった従業員をカイシャが解雇して何が悪いのか、さっぱり分からない。普通の会社でも、規程類に「解雇」辺りに、そんなことが書かれているだろうに。相変わらず「作品に罪はない」という人もあるが、仮に弁当屋の店員が人殺しだったらどうか。何人もの罪のない人々を傷つけてきた手で作った弁当。それでも食べようという人があるのか?いや、役者の場合、その作品は『分業』だから、車のネジを作っていたヤツが逮捕されたって、車の発売がなくなるわけじゃない、という考えもあるが、比率で言えばネジ程度じゃない。仮に、車体を作っている会社の社長が反社会的勢力として引っ張られたら、そりゃ、仕入先が変わるだろう。逮捕されたら「こうなること」が分かっているのに手を出すような恩を仇で貸すようなバカなど、解雇でもぬるいわ。●中国で運用されている『社会信用システム』、国自体に信用がないのに何言ってんだ、と思う一方で、こういう思い切ったことが出来る部分は羨ましいと思う面もある。そんなシステムで、「頻繁に転職を繰り返す人物は社会的信用が低いと見なされ、今後の行動に制限がかけられる」という政策を発表した。終身雇用という制度が馴染まなくなった、というか、実際は転職に対するハードルが下がったご時世、転職組は珍しくないが、会社としては、そう簡単に変わられては困るので、採用の際は、その理由を重視する。そして、当然ながら、履歴書などに「自分目線の理由」が書かれているが、面接で話すと、それが「自分勝手な言い訳」だと分かるケースもあり、明らかに長続きしないだろう人も珍しくない。また、犯罪容疑者の報道で「職を転々とし」などと付く場合もあるので、中国が示した指標は、あながち間違っていないだろう。いろいろな意味で、中国の取り組みは興味深い。★☆★
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