2019年04月12日 記事
特別扱いという差別

2019年04月12日(金)

●『ふるさと納税』、高額な返礼品が話題もしくは問題となっているアレ。客観的に眺めてみれば、購入者が住む地域の税金で、ふるさと納税先の買い物をするようなもの。本来なら、応援したい自治体への寄付になるはずだが、一部自治体は支援を募るのではなく、購買欲を煽っているだけ。もちろん、その自治体にカネが入ることで、地元民らのサービス向上につながるなら問題もなさそうだが、Amazonギフト券など、お前の地元にゃ、そんなものしかないのか、という話になる。制度そのものは悪くないが、悪用する自治体の連中は、自ら「うちには何もないので」と宣伝しているようなものだろう。この話題の筆頭になるのは、大阪府泉佐野市だろうか。先に例えを出したAmazonギフト券を配っているのはこの自治体だが、政府による「調達費が寄付額の30%以下の地場産品」という新制度に噛み付いている。「特産品資源を持つものと持たざるもので格差が生まれる。規制の範囲で差を埋めることは不可能」などと言っているが、魅力あるところを助けよう、というのだから、Amazonギフト券しか魅力がないなら、それは『ふるさと納税』として如何なものかと。仮に、全国の自治体すべてがAmazonギフト券を取り扱うようになったら、泉佐野市が支援者から選ばれる自信があるのか?●学校のセンセイの不祥事。女性教員2人のスカートの中を盗撮した男性臨時教諭、4月からその学校に勤めていたのに、9日の入学式後に盗撮。何だかなぁ、バカなのかしら。いや、事件があったのが秋田市の学校とのことで、赴任早々なのを忘れ、すべてを捨ててでもスカートの中を見たかったと思わせるような『秋田美人』だったのだろう。人間としてはクズだが、オッサン心としては、ああ、まぁ、仕方ないね、という気がしなくもない。冗談はさておき、教室で堂々と盗撮するようなバカだろ?余罪も調べた方が良い。まぁ、時代は、労働者不足の売り手市場と言われるのに、こんなカスしか居ないのかねぇ。●障害者を優遇しろ、という差別だと気づかないのか。重度の知的障害を持った子が高校を受験。1次募集の全日制、2次募集の定時制の2校はいずれも定員割れだったそうだが、点数が及ばなかったため不合格になったという。沖縄県教育委員会の「一定の点数が足りず、入学しても高校の教育課程をこなすことは難しい」と、この子の家族の「テストで点数が取れないことが知的障がいの特性であり、今の選抜制度では本人の努力が反映されない。2次募集でも学力選抜で定員内不合格とされることは差別だ」との主張、どちらに分があるか。優遇と差別を勘違いして騒ぎ立てるのは、他にもある。「女性議員の数が少ない」というのもその1つ。民間企業において、何らかの人事的な意図や操作によって能力ある女性が出世しないのは差別かも知れないが、男女関係なく有権者の投票によって決まる選挙なら、その結果は結果だろうに。同じ土俵に立って負けるのを緩和するのは「格差是正」ではない。★☆★
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