中国メーカーの方が遵法精神があるという面白さ
2019年06月10日(月)
●『急に制御不能に… ドローン大手が基地周辺で飛行制限 ユーザーに戸惑い』、琉球新報が報じている。ドローン大手のDJIの機体は、米軍基地周辺などの飛行制限エリアを飛ばないように設定されているようだが、そのエリアが法律に照らして適宜、アップデートされているのを知らずに、急に制御ができなくなったと騒いでいる。その原因として「妨害電波でも出ているのか」と思ったなどと書いているが、この手の連中、思想だけでなく情報収集能力も危険レベルのようだ。仕組みとして面白いと思ったのが、その制御方法。操縦するタブレット側でエラーになるのは、常に飛行状況を監視し、その緯度経度をサーバー上で判断してエラーを返しているためと思われる。いや、毎度通信するのもアレなので、アプリ側にデータを持っている可能性もあるが、どちらにしても、飛行制限エリアの情報は、適宜更新されているようだ。この『規制』に対して、早稲田大教授でジャーナリストと称するオッサンが「ドローン規制は国民の『知る権利』の侵害につながる。ドローンが『権力の監視』のためのツールとしても機能していることを、メーカー側も意識する必要がある」などと言っているが、そもそも、DJIは中国の企業じゃないか。中国で「知る権利に配慮して」などとメーカーがやったら、どうなるかねぇ(笑)。米軍機が接近するたびに、校庭から避難させるというキチガイじみた学校もあるようだが、この手の野良ドローンも、見かけたら逃げた方が良い。いや、凧を飛ばすのが、あっち流の解決方法か。●テレビと言うか、マスコミってのは時代を超えてバカなのかね。タピオカなどの飲料を持ち歩きながら飲むのが流行っていると報じたフジテレビ、『片手ドリンク流行』などと名付けている。両手で持ち歩いたら、かえってバカじゃないの?かつて、ウルトラマンが活躍した時代。子供たちは『SF』として空想科学に夢中になっていたが、当時の大人、特に識者と称する連中が「どうして怪獣なんてもんが流行るか、さっぱり分からん」と困惑し、教育ママゴンに対する反抗心だなどと、トンチンカンな持論で語っていたと聞く。この手の連中、教育ママゴンだの物価アゲドンだの、とりあえず「ドン」が付けば怪獣っぽくなるでしょ、みたいな上辺の応用力があるため、どこかしら屁理屈が通じてしまう面もあり、そこに何らかの社会的な肩書が付けば、テレビ的に使えるので重宝されている。テレビ的にはマジメな正論より分かりやすい誤報の方が便利だし、テレビに取り上げられた三流識者も名前が売れて満足なので、利害は一致し、時代を超えて『片手ドリンク』になるんだろう。こういうのを信じやすい層しかテレビを見ていないので、もはや、同人活動みたいなものだが、それにしても『片手ドリンク』って、もう少し、何か考えられなかったのかねぇ。★☆★