2019年06月22日 記事
テレビという洗脳装置

2019年06月22日(土)

●「ひきこもり」の問題。何が問題かといえば、確かに、引きこもっている奴の存在が問題だと言われるが、実際は、そこが問題ではない。引きこもりは、単なる状態であって、そこに至った経緯は人それぞれ、したがって、それの対処も人それぞれになる訳で、確固たる対策が決めにくいところが問題の難しさであり、かつ、問題そのものとなる。さらに、こういう「ろくに対処できていない状況」に物申す識者と自称している連中が口にする「こうすべきだ」という話が、単なる一面的な問題解決方法でしかないのに、耳障りが良いため、特に興味も縁もない連中にとって「それっぽい意見」と響くことだろう。まぁ、そういうのは「ひきこもり」以外でも言えることだが、どちらにしても、結果オーライでしかないのが問題だろう。こういう世の中で、かの「戸塚ヨットスクール」の校長が、「俺なら治せるのに」とか言い出しているが、あのスパルタ方式も、ある者にとっての解決法にはなろうが、他の者には愚策にもなりうるから怖いところ。むしろ、「あとは役所の人と相談して」などと書置きして逃げ出した親の方が、よっぽど自立心を促せると思うが、働かなきゃ食べていけないと思うか、そこで自暴自棄になってナイフを振り回すかは、やはりそいつ次第という嫌なくじ引き方式。全国で何万人いるか知らないが、自分としては、働きもせずに食っていける環境を提供している奴が元凶だと思うけどね。●東海地域、昨日だけで高齢者の事故が3件続いたと報じていた。大きいものでは、国道での逆走。右折しようとして、間違えて、対向車線に入ってしまったなどと言っているが、中央分離帯があるんだから、間違えようもなかろうに。そして、おそらく、本人が最も「間違えるはずがない」と思っているところが厄介だが、こういう「高齢者の事故」は、たまたま話題性があるから積極的に報じているのか、実際に多いから報じているのかは分からない。まぁ、この手の事故は昔からあったと思うので、やや過分に報じている面はあると思っているが、繰り返し繰り返しテレビで「高齢者が」「踏み間違いが」と報じているから、「自分は大丈夫だろうか?大丈夫だろうか?」と余計な心配を重ねた結果、思わず踏み間違えてしまった、という事例もあるんじゃないか?こういうものまで「言霊」の範囲かは知らないが、繰り返して唱えることで実現する、と言ってしまえば、あながち嘘でもなかろう。★☆★
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