2019年06月25日 記事
放置民

2019年06月25日(火)

●「父親は今月8日頃に病死した。今後のことを考えたくなくて、放置した」。人は自身の死に際なんか選べないというが、こんな最期は悲惨だな。父親とみられる遺体を放置した息子(49)が逮捕された。仕事をせず自宅に引きこもっていたが、アイドルコンサートに行くときは部屋を出ていたとかいうので、引きこもりじゃなくてクズだろうか。49歳にもなって働きもせずに飯が食えるわけもないが、父親の年金で暮らしていたというので、やっぱりクズだな。病死した80代の父親と思しき男性、クズの息子が看病するわけでもなかろうから、そのまま死後も放置されていたと思えば、こいつが末裔となり打ち止めになっただけマシか。ネット上では、成人しても親元を出ず実家暮らしをしているオッサンを『子供部屋おじさん』『こどおじ』などと揶揄しているが、上手な煽り文句を考えたもんだ。『こどおじ』の女性版が『行かず後家』なんて単語だろうが、今の御時世、大炎上するので『家事手伝い』という言葉に置き換えられるのが一般的か。●NHKが『技能実習生』の実態を報じていたらしい。『今治タオル』の工場で働かされる過酷な労働実態、ネット上で騒いでいる連中も多数あるが、何を今更、といったところだろう。いちご狩りに行くと目につく、決して笑わない中国人と思しきスタッフ。アレも『技能実習』の口だと思っているが、百姓なんてバカだから、「安い労働力」として使える人を人だと思うこともなかろう。いや、受付のデブを見る限りは、反社絡みのしのぎの可能性もあるが、どちらにしても、こういう奴隷によって支えられている業界は少なくなかろう。中には「外国人労働者は根性が足りない、我慢して仕事を覚える気がない」と信じ切っている連中もあろうが、今時、そんな根性論だから就活で見向きもされないんだよ。ただ、こういうバカな工場が問題だと思う一方で、「安いは正義」を信じて疑わないバカな消費者の存在も問題ではないか。確かに、近隣国から安かろう悪かろうのタオルが入ってくれば、国産高級タオルに勝ち目はないのは分かるが、そういう事情なんか関係なく「経営努力が足りない」「安いならこっちで良いや」で安易に安物買いするヤツが増えれば、田舎者の経営者に考えられることなんて限られる。むろん、それが言い訳として通用する訳ではないが、物の値段については、もう少し、きちんと考えるべきだろう。何も無理に高いものを買えという話じゃない。★☆★
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