2019年05月22日 記事
善悪で測れない犯罪

2019年05月22日(水)

●また、どこぞで「未成年と知らずにわいせつな行為」が逮捕された。出会い系とか、そういう類の物らしいが、建前的な話をすれば、そういう行為をしようとしている未成年を止めるのが大人の役目だが、本音を言えば、法的な年齢と見た目なんか違うんだから、分かるわけがなかろう。じゃあ、見知らぬ男女は、常に身分証明書などを提示して、年齢確認をしてからコトに及べ、って話になるかと言えば、そういう訳でもない。挙句に、未成年者への影響を考え、などと、コンビニの店頭からエロ本を撤去するのに、相変わらず、年齢など無関係に出会い系が利用できる始末で、これに、エロ本を撤去するレベルの規制が入らないのが面白い。自分は、まったく縁がないので分からないが、世の中、出会い系というものに需要があり、正義ヅラするマスコミだのPTAだのが騒がないところを見ると、ああいった連中にこそ、需要があるんだろうか。●この手の『事件』、今でこそ『加害者』が吊るし上げられ、新聞沙汰になったりするが、そのうち、歪んだ正義感の持ち主が現れ、出会い系を正しく利用した上で、その顔写真なんぞをネットにバラ撒き始めるんじゃなかろうか。今時、その手の画像は腐るほど、ネット上に残っているが、5年後くらいに、数万円程度の金でカラダを売った過去の自分がインチキエロ本の表紙になっている事もあり得るだろう。自分は知らないが、その筋では有名人。ファイル共有ソフトを利用して『流出』させた事故を、過去、何件か見てきたが、いまだに、その画像は普通にネット上で閲覧できる始末。人の記憶は薄れるが、ネットの情報は消えないので、興味を持った時点で、いつでも見ることができる。出会い系などで「被害者」として報じられている未成年に対して、どんな教育をしてきたか知らないが、つまらない道徳論よりも、よっぽど哀れな「先輩」がいくらでもあろうに。●結局のところ、ああいった出会い系の事件で新聞沙汰になるのは、極めて一部であって、ほとんどの場合「うまくやってる」と思っている。たとえは悪いが、自動車の運転も、常に制限速度で走っている訳でもなく、場所によっては「交通の流れ」が制限速度プラス何キロ、ということもあるので、その辺りは、柔軟に対応するしかない。結果的に、名古屋走りだの松本走りだの、地域性のある『悪しきルール』になるが、それでも全てが事故になる訳でもなく、うまくやっているから、後を絶たないのだろう。出会い系の話に戻れば、ああいった連中がしたことよりも、どうしてバレたかに興味がある。相場を知らないが、幾ら何でも安すぎるだろう、というケチ臭い「加害者」の報道は、何かしら哀れになる。★☆★
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